見出し画像

リサイクルショップで拾った、ゆるいカメラ。

ふらっと立ち寄ったリサイクルショップで偶然目が合った、ゆるいカメラを買いました。(飼いました)自分はデザイナーを本業としつつ、たまにフォトグラファーとしてお仕事を頂いたりしてまして、カメラについては結構マニアックな領域まで知ってるつもりでした。でもこのカメラは初見でした。

ガラスケースの一番隅のほう、どうせ売れないからと商売を放棄したかのような値付で寂しそうに置かれてました。妙に新しく、使った形跡が見えないほど綺麗なカメラ。本体に貼られたステッカーも律儀に残されたままです。

ググってみると「Finecam M410R」という2004年発売のカメラ。京セラは翌年の2005年にカメラ事業を撤退しているので、ほぼ最後のカメラなんだと思います。哀愁とかエモさを感じたので買って帰りました。

ポテンとしたゆるいフォルム
遠くも撮れるよ高倍率ズーム
操作系は直感的で使いやすい
EVFがなかなか高精細

あと、512MBのSDカードが入ったままでした。(GBじゃないよ、MB)フォーマットされていたのかデータは空っぽ。得した気分です。室内でいろいろと触ってみたのですが、思いのほか使いやすくて良いカメラです。

■いいところ
・起動が速い
・AFが速い
・電子ファインダーが綺麗
・すごくズームできる
・渋みのある落ち着いた色
・乾電池式だから互換バッテリーとか不要
・軽い&持ちやすい
・エモい動画が撮れる

■よくないところ
・ノイズがちょっと多い



良くないところも書こうと思ったんだけど、20年前のカメラだと考えるとほとんど不満がない。ノイズについてもエモさ視点でみるとポジティブ要素になっちゃうほど。ネットで検索してもほとんど情報がない無名カメラだけど、とても良くまとまったカメラです。

月もちゃんと撮れる
渋みのある緑色
デニムのくたくた感
フィルムっぽい低彩度
深みのある黄色
酔ってて覚えてない
誇張しない空の色

ここ最近、20年くらい前のコンパクトデジカメが「オールドコンデジ」としてリバイバルされていますが、IXYシリーズなどが人気ですよね。でも真のエモさを求めるならこれでしょう。皆さん、見つけたら即買いですよ😉(だれか共感してほしいだけ。)

ということで、ゆるいカメラを手に入れたので「ゆるい日常」を撮っていこうと思います。最後に、カメラの開発に関わった方々に「すごく好きなカメラです」と伝えたいです。


いいなと思ったら応援しよう!

ぐりもー|ハンドメイドを見てる人
サポートいただけたら、クリエイティブ活動への投資とさせていただきます!