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楽しむは、頑張るより強い。
頑張って頑張って頑張って、折れる。
そんな経験がありました。
高校生の頃にデジカメを手にした時から写真を撮り続けてきました。Googleフォトにはその頃からの写真が膨大に詰まってます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151349332/picture_pc_870ec62cd2527ee161c2415f518a0e9c.png?width=1200)
大きな仕事をいただいて。
その写真好きが高じて公私ともに撮影の依頼が増えていきました。インタビュー記事、企業サイト、友人のライブ撮影、ウェディングフォト、ほんといろいろ。次第に期待値も上がるので、高価なカメラやレンズもたくさん購入しました。
そんなある日、知り合いを通して海外のオーディオ機器メーカーの専属プロモーションフォトグラファーをさせていただきました。アジア進出に際して、instagramなどを通したプロモーションを図る目的です。
大きな仕事だったので必死でした。企画、モデル選定、ロケハン、撮影、レタッチすべて自分で行いました。幸いにもメーカーには写真を気に入ってもらえたようで、中国では私の写真が巨大な看板になったようです。
だけど疲れちゃった。
小心者の自分にはあまりにプレッシャーが強すぎました。その後も撮影の仕事は続きましたが、ファインダーを覗く自分は魂が抜けてしまい「画質が良いだけの写真」しか撮れなくなりました。驚くほどつまらない写真です。そしてついには全てのカメラを売却してしまいました。三脚やストロボなどの機材もぜんぶ。撮影の仕事を断る理由をつくるためです。
また初心にもどって楽しみたい。
写真を頑張ることを止めてしばらく経ちました。そしていま、noteやSNSで写真を楽しむ皆さんを眺めながら少しずつ以前の気持ちが戻りつつあります。また写真撮りたいなって。
妻の仕事用のカメラを借りて空を撮ってみたり、ビールの泡を撮ってみたり。仕事を抜きにして自分の意志で撮り始めることができています。そして最近、よくわからないカメラを購入しました。古くて画質のよくないカメラです。
楽しむは頑張るより強い。
この経験によって、頑張ることで得られることもありましたが失うことも知りました。いま思うのは「楽しむは、頑張るより強い」ということ。
一旦は頑張ることを放棄したままに写真を楽しみたいなと思ってます。このゆるいカメラで、ゆるい日常を、撮りたい時に写していこうと思います。このカメラしか無いので仕事なんか受けられないでしょ。というか、今はまだ駄目な気がします。
写真への意欲が戻った頃に、またフォトグラファーとしても活動したいなと思ってます。その頃には今まで以上にいい写真が撮れてそうですね。そうなれたら、まともなカメラも買おう。
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