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『100回目の天皇杯漫遊記』【総括】第100回天皇杯から「東京五輪」が見える?

 天皇杯 JFA第100回全日本サッカー選手権大会(以下、天皇杯)は、川崎フロンターレの優勝で終了した。本稿を執筆しているのは、決勝から2日後の1月3日。明日4日には、同じく東京・新国立競技場を会場として、2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝が開催される。この日から仕事始めという方も多いだろうから、第100回天皇杯の記憶は、急速に風化していくのは間違いない。

 今大会、1回戦から決勝まで密着してきた。このタイミングでの総括をするために、3つのポイントを挙げておきたい。すなわち「メディア」「運営」そして「東京五輪」。なぜ、ここに「東京五輪」が含まれるのか? 訝しく思われる方もいらっしゃるだろうが、最後までお読みになれば(是非はともかくとして)ご理解いただけるはずだ。以下、私なりの大会総括を開陳することにしたい。

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