【徹壱堂】『異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実』第3回予約販売が決定!
お待たせしました! 宇都宮徹壱の14冊目の新著となる『異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実』(集英社インターナショナル)。12月5日の発売を前に、私のECサイト「徹壱堂」にて、明日11月22日20時より50冊限定の予約販売を再開します。
6日の第1回予約販売は2時間半、9日の第2回予約販売は3日で50冊ずつ、合計100冊完売となりました。これを逃すと、サイン入り書籍をお買い上げいただくチャンスは、12月7日の出版記念イベントまでございません! ご希望の方は、早めのお申し込みをお勧めします。
本書は、2014年から22年までJリーグチェアマンだった、村井満氏を中心に、激動だったJリーグの8年間を活写したノンフィクション。村井氏には1年をかけて、トータルで20時間以上インタビューさせていただきました。また、当時の理事やJリーグ職員、さまざまなステークホルダーや関係者にも綿密に取材。総勢40人以上の方々が登場します。
私が最初の著書『幻のサッカー王国 スタジアムから見た解体国家ユーゴスラヴィア』(勁草書房)を上梓したのが、日本代表がワールドカップ初出場を果たした1998年。14冊目の書籍となる本書は、私にとり、四半世紀にわたる「ブックライター人生の集大成」と位置づけています。
それにしてもなぜ、今をときめくスター選手や名将ではなく、前チェアマンの書籍に取り組むこととなったのか。その理由については、本書の「あとがき」から引用しましょう。
周知のとおり、今年でJリーグは30周年を迎えました。これから40年、50年、そして100年と歴史を紡いでいく中、村井チェアマン時代の8年間は重要なターニングポイントだった、というのが私の認識。この時代について、きちんと書籍として形に残して後世に伝えていくことが、同時代を生きた書き手としての使命であると常々感じておりました。
ちなみに、村井氏がチェアマンの任にあった2014年から22年まで、Jリーグではどんなことがあったのでしょうか?「すでに記憶の彼方」という方のために、本書の目次を紹介しておきましょう。
いかがでしょうか?「2ステージ制、あったよねえ」とか「DAZNのサービス開始から、もう7年も経ったのか!」とか、いろいろ思い出すこともあるかと思います。あるいは、2020年のコロナ禍でのあれこれ(4カ月間の中断やリモートマッチや声出し応援の禁止など)も、随分と昔のことのように感じられるかもしれません。
その一方で本書を読めば、最近のJリーグであらわになった諸課題(シーズン移行の議論やスタジアムで相次いだ不祥事など)が、実はこの時代から地続きであることに気付かされるはずです。単なる思い出話ではなく、Jリーグの現在に、そして未来に向けて重要な示唆を含んだ内容になっていると、著者として自負しております。
私のECサイト「徹壱堂」では、明日11月22日20時より、50冊限定で3回目の予約販売を開始します。著者のサイン入りで、12月5日以降から無料で発送させていただきます。また、宇都宮徹壱ウェブマガジン会員の方には、特典としてオリジナルポストカードを同封いたします(会員の方はコメント欄に、必ず明記をお願いします)。
なお私のウェブマガジンでは、会員向けに本書が完成するまでのサイドストーリーを連載中です。未読の方は、この機会にぜひ!
ロング・アフターワード(長いあとがき)
<1/8><2/8><3/8><4/8><5/8><6/8><7/8><8/8>
最後に、2420円という定価について。最近のいわゆるサッカー本に比べると、割高感は否めないと思います。今回は版元から「このテーマと内容なら」ということで、ハードカバーでの製本となりました。本好きの方には、十分にご満足いただける仕上がりとなっていることを、ここにお約束します。
ちなみに12月での刊行の場合、印刷所が年末進行となるため、版元いわく「増刷は早くても年明けになります」とのこと。くれぐれも早めのご予約をお勧めします。
<この稿、了>