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SKY-HI氏の名言から考える、芸名にする2つの理由

今回の名言は、「今の時代には『人に見られている自分』と『自分しか見ていない自分』の2つを明確に切り分ける必要がある」というもの。

こちらは、AAAのメンバーであり、人気男性グループBE:FIRSTのプロデューサーでもあるSKY-HI氏の著作『マネジメントのはなし。 あなたは改革を実現できる。』に書かれていた言葉です。


▼「人に見られている自分」と「自分しか見ていない自分」


BE:FIRSTのメンバーは、本名ではなく芸名で活動していて、みなさん名前をアルファベット表記にしています。

その理由について、本書から引用すると……。

特に今の時代には「人に見られている自分」と「自分しか見ていない自分」の2つを明確に切り分ける必要があると思っているから。
本名だとプライバシーの問題がある、とかでは全くなく、ただ本人自身にとって、その2つを切り分けられる時間が絶対に必要だと思っているからです。
もしSNSとかで自分でエゴサ(エゴサーチ)しようものなら、もう24時間それが気になっちゃう。そういう場で、いいことも悪いことも言われている自分を、”自分じゃない自分”というふうにある種、切り離せる状態を作っておかないと危険だなと思っています。

(『マネジメントのはなし。 あなたは改革を実現できる。』)

比べるようなことではないのですが、僕が運営しているアイドルグループ・二百度も、名前に関しては同じようなことを考えていました。

ただ、ほかにも2つの大きな理由があります。

「卒業後のことを考えて」「理想の自分をつくるため」というものです。

▼アイドル活動は黒歴史? プラス評価?


1つめの「卒業後のことを考えて」について。

今年はAKB48が卒業ラッシュだそうですが、アイドルをやる期間というのはなかなか短いですし、卒業後の道もさまざま。

エンタメの世界に残る人はいいのですが、一般的な企業に就職をするようになった場合、就職の面接前に人事が名前をググったり、SNSを探したりなんてよくあることです。

もちろんもちろん、アイドルをやっていたことが黒歴史と呼ばれるような活動は、僕は一切させる気がありませんが、それでも相手先が固い企業だったら、アイドル活動をしていた経歴がマイナスになってしまうかもしれません。

個人的な意見としては、ただバイトしたり部活やサークル活動をしたりしているよりも、よっぽど面接で話すネタにもなるし、多くの企業はそれをプラスに評価することのほうが圧倒的に多いと思いますが、絶対そうだともいえないので。

そんな不安要素を少しでも消し去るためにも、アイドル活動は本名ではないほうがいいと考え、二百度もそのようにしたわけです。

▼野球選手になりたいのにサッカーをやってしまう


つづいて2つめの「理想の自分をつくるため」について。

正確に言うと、過去の自分(本名)と切り離した、理想の自分(芸名)になるため、です。

僕たちは想像以上に過去にとらわれてしまうもの。

「僕はこういうキャラなんだ」

「これまでこんなことは経験してこなかったから、私には無理。できない」

このような考えは、過去の自分にとらわれているから出てくるもの。

もちろん、こうやって考えてしまうのもすごくよく分かります。

でも、もしも、今の自分と違うなりたい自分がいたり、理想の自分をつくりたいのであれば、過去の自分(本名)は一旦置いて、未来の自分(芸名)をつくるのが最短距離なんです。

たとえば、過去にサッカー部に所属していてサッカーの練習ばかりをしていた人が、将来はプロ野球選手になりたいとしたら、今は何をするのがいいでしょうか?

当然、野球の練習ですよね。サッカーの練習なんてしませんよね。サッカーの練習をいくらしても、いつまでたってもプロ野球選手には近づけませんよね。

それと同じで、未来になりたい理想の自分がいるなら、過去に何をしてきたのかなんてどうでもよくて、未来への道をただ進むしかないのです。

「それと芸名がどう関係あるの?」

と思ったかもしれませんが、大アリです。

本名とは違う芸名をつけることで、本名は過去、芸名は未来という2つの自分を作れるんです。

本来なら、過去と現在と未来は地続きなのですが、芸名をつけることによって、過去と未来を切り離すことができます。

そうすることで、「未来はこうなりたいんだ!」という理想の自分に近づけるのです。

ということで、芸名をつける2つの理由についてお話しました。

そんなアイドルグループ・二百度のXアカウントはこちら。

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