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「自分らしさ」を制約の中で表現する
今回は、自分らしさはどこでも出せる、という話です。
「本当は純文学を書きたいけど、売れないだろうから、ラノベを書いて売れっ子作家になるしかない。でもラノベだと俺の個性が出せないんだよな……」
こんなふうに、好きなことや自分らしさが出せることをやりたいけど、なかなか実現しなそうだから違うことをやるべきかなあ、と悩んでいる人に向けて書いています。
▼希望通りにいかないのが仕事
さて。
社会人あるあるといってもいいかもですが、
「営業部にいきたかったけど、総務部に配属にされてしまった。仕事は楽しくないし、会社をやめようかな」
「雑誌の記者になりたかったけど、書店営業部になってしまった。早く取材に行きたい」
こんなふうに、希望していたのと違う仕事をやっている人の話をよく聞きます。
というより、やりたかったことや好きなことを仕事にできている人って、むしろ少ないのではないでしょうか。
多くの人が、どこかで折り合いをつけて、「好きなことや自分らしいことを仕事にするのなんて自分には無理なんだろうな……」と働いているんだと思います。
▼PAMELAHって知ってますか?
ここから話が変わりますが、あとでつながるので、ひとまず読み進めてください。
僕が中学、高校生のころ、1996年くらいになりますが、PAMELAHというギター&ボーカルの二人組にハマっていました。
たしか、「地獄先生ぬ~べ~」というアニメの曲を歌っていて、それで知った記憶が。
曲ももちろん良かったんですが、とくにギターがムチャクチャ最高!
https://www.youtube.com/watch?v=aPp_o11LDr8
(ギターソロは2分25秒~)
ギターが聴きたくて曲を聴いていたんじゃないかっていうくらいでした。
そのギターを弾いていたのが小澤正澄さん。
結局PAMELAHは2001年ころに活動休止となり、小澤氏はその後、チョコチョコと楽曲提供やプロデュースをしていたみたいですが、僕も社会人となって忙しくなったこともあり、彼の活動を追うことはなくなりました。
▼自分らしさはどこでも出せる!
で、先日フッと、「そういえば、小澤正澄さんは今、なにやっているんだろう?」というのが浮かんできて、久しぶりに検索をしてみることに。
すると、最近「8月のエウテルペ」というアイドルの楽曲の作詞作曲アレンジをしていると!
アイドル! なんと!
早速聴いてみると……
イントロからムチャクチャ小澤さんのギターが!
もう、1音目からわかるんです! 小澤節なんです!
曲も歌詞も王道アイドルのサマーチューンなんですが、小澤さんらしさもちゃんと醸し出されているわけです。
正直にいってしまうと、PAMELAHでギターを弾き倒していた小澤さんが、アイドルソングをやるというのはあまりイメージつかなかったし、彼のギターがアイドルソングにハマるとも思えなかった。
でも、見事なアイドルソングになっているし、とくにギターソロの8小説は、小澤さんのギターがウィンウィン鳴ってる! 小澤さん以外では絶対に聴けないフレーズ! これだけでご飯何杯でもいける!
ここからは僕の想像ですが、多分事務所から「アイドルの王道的なサマーチューンを作ってください」というリクエストが来たんだと思います。
そんな制限があるなかで、自分らしさもきっちりと出そうと四苦八苦して作ったのがこの曲のはず。
僕はこの曲を聴いて、「ああ、自分らしさや個性っていうのは、出そうと思えばどこでだって出せるな」と感じたんです。
我を押し通すということではありません。
自分らしさを表現しつつ、全体に調和させるんです。
この小澤さんの話というのは、冒頭に書いたような社会人とか、純文学を書きたいけどまずラノベを書こうという人にとって、ある種のヒントになる気がしたので紹介しました。
小澤正澄さんの来歴を知らないと分かりづらかったかもしれませんが、ようするに「自分らしさはどこでも出せるよ」ということです!
お互い頑張りましょう!
▼お知らせ
最後にお知らせです。
みなさんが目標に向かって行動し続けているように、僕も行動していることがあります。
5月からアイドルグループを起ち上げるべくオーディションを開催し、先日メンバーが決まりました。
今の目標は「12月に100人規模の単独お披露目ライブを開催し、満員にすること」。
そんなアイドルグループの公式アカウントはこちら。
メンバーたちも続々とツイッターを始めております。
ぜひフォローをお願いします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!