【短編怖い話】時を超えて
【短編怖い話】時を超えて
ある日、友達のアヤがこんな話をしてきたんだ。「最近、めっちゃ変な夢見るのよ。何度も同じ不気味な男が出てくるの。すごい昔の格好しててさ、ちょっと怖いんだよね。」
調べてみると、その男は実は数百年前に生きていたっていうから、もうびっくり。夢の中の男と現実の歴史がリンクしてるって、どういうことだよって思うよね。
アヤは段々と夢の中のことを考えることが多くなってきたみたいで、友達とのランチ中も「夢の中の男がさ〜」って話を始めることが増えたんだ。
そして、ある日のこと、アヤが「昨日、またその男が出てきた!」って話してる最中に、ちょっと遠くを見る彼女の顔色が変わって、何かを避けるようにして急に道路に飛び出してしまって…。後のことは、みんなが目撃してしまった。
「夢と現実の境界、難しいよね…」って、後でみんなで話してた。夢に出てくる人や出来事が現実に影響を与えるなんて、考えただけでゾッとするよね。