れいわ新選組・参政党・日本保守党と、人類の未来
やっぱり、れいわ新選組・参政党・日本保守党の支持者が問題にするのは「この三十年」なんですね。
支持者に対する、わたしの勝手な印象は、以下のとほり。
れいわ新選組は、年収が低くて「クソみたいな日本」を呪ってゐる若い世代。それから若いときからずっと左翼の意識高い系の中高年。
参政党は、子供が高校生くらゐまでの子育て世代。健康に関心があったり病気に脅えるスピ系女性。底辺ではないけど、もっと年収の欲しい男性。
日本保守党は、自民に投票してもうまみを感じなくなってきた自民党支持者。どっちが得かなと今は思案中。
どの党の支持者にしても、日本が今の状態になった歴史については関心が無いやうだ。
そもそもが明治維新なのだが、
少なくとも、
アメリカに占領された七年、
そして、
占領体制を引き継いだ五十五年体制の総括は必要だと思ふ。
1970年前後に、最後の選択の機会があって、そのときに、国民がはっきりと自覚して属国を選んだ。つまり、自衛隊を「日本の軍隊」とするために占領憲法を廃棄することを拒んだ。
日本に併合されるまでの李氏朝鮮と同じ国になったのです。
冊封(憲法と民主化)を与へてくれたアメリカと事大関係を結んで、今に至る。
何かの本質的な変化があるとしたら、アメリカや中国以外の、日本が属国であることをやめさせることがその国の権益を生むやうな・どこかの国に併合されるときしかないと思ひます。
憲法九条の改正は、アメリカ占領政策を肯定するってことにならないのかな?
占領軍が施行した「占領基本法」を正式に『日本国憲法』と認めたってことになるやうな気がわたしにはする。
どうして九条を改正する必要があるのでせうか?
今まで、なんとでもゴマカシてきたし、国民もそれを認めてきました。
これからも、憲法は大事にして、これまでどほりゴマカシを繰り返していけばいい。
なんで九条だけ、急に是非を明らかにするんだらうか?
是非などと言ったら、日本になんで米軍基地があって、アメリカ兵が日本人の女の子をレイプしてもいいのか?そのあたりから明らかにしなければならないと思ふ。
中国にタダで日本を渡したくないといふので、日本を九条の縛りから解いて戦争できる国にしたいのはアメリカです。
日本には中国と戦ふ理由も利益も無い。
尖閣諸島がどうのかうのって、北方領土や樺太、竹島、みんなあげちゃってるけど平気やん?
尖閣もあげればいい。
外人様が欲しいといふものは領土でも参政権でも生活保護でもなんでもあげればいいんです。
山本太郎さんの言ふとほり。
なにかといふと、欧米と比較して日本を恥ずかしがる参政党の人たちも、やっと欧米に恥ずかしくない日本となれて嬉しいはず。
尖閣諸島。
誰か、あそこを守るために銃を持てる人がゐますか?
日本人は、日本のことなんかまったく考へたこともない、愛国者ぶりたいだけの石原慎太郎にうまく乗せられた。
黙って渡せば、慌てるのはアメリカだったのに。
三十年前までの高度経済成長の再来を望むのなら、なほのこと、中国の属国となることが、今後の日本のあるべき姿です。中国の手下になれば、アフリカ大陸といふ新しい市場が日本に開ける。
かつて、アメリカの手下として中国といふ市場をもらったのと同じことが起きる。
日本はこれからも、さらにお金をつぎこんで「戦争をしないための軍備」をするの?
なんのために?
アメリカの軍需産業にお金を渡すため?
「戦争をしないための軍備」を持ってゐる国なんて、世界のどこの国も怖がらない。
だって、その国は戦争をしないんだから。
戦争が始まったら、日本人は全員反戦運動を始めます。
「今すぐ、自衛隊は武器を捨てて降伏しろ」
と日本人が自衛隊の前に立ちはだかって叫ぶ。
とにかく戦争だけはやめて、後はどうなってもいいから
と、子供を連れた女性たちが、泣き叫びます。
そんなことは、日本の仮想敵国はみんな調べて分かってゐる。
わたしたちって腰抜けです。
つまり、命より大切なものは持ってない。
「バカな戦争」の後、それを反省して、
命より大切なものはこの世に無いといふことを肝に銘に命じて、子供たちにも教へ込んで、おかげで、アメリカの軍事力や核兵器に守られながら、なんら忸怩たる思ひを感じることなく、平和な暮らしを送って来た。
豊かになるほど「生きづらさ」を感じる人の増えて来る・奇妙な社会を生きて来た。
考へることは、子供を大学に入れることと来年の昇給と老後の年金。
1960年から1990年までは、それだけでよかった。
アメリカの属国であることによって利権を得てゐる人達には、日本人のナショナリズムをたきつけて日本人に中国を敵視させることは必要なことだが、お金があって福祉が充実すれば他に文句はない、わたしたち一般庶民にとっては、宗主国がどこであれ、自由で経済的に豊かな日本であれば何も問題は無いのです。
中国に支配されると自由が無くなると、保守派のインテリ芸人たちは怖がらせます。
心配いりません。
中国の属国になっても自由は保障されます。
中国に支配されてゐることを批判しなければ、後は、今までどほり自由です。
アメリカに支配されてゐる今、民主主義の批判だけはしていけないが、それ以外は自由です。
踊ってもいいし、歌ってもいい。美味しいものを食べ歩いたって、逮捕されません。
それと同じ。
いったん属国になった国は、もう、これから何か、内発的な変化をすることはありません。
魂を喪ってゐるのです。
内部は空っぽだから、内発するものが無い。
何の目的もなくただ果てしなく経済成長する社会、
家庭の幸福、
揺りかごから墓場までの完全福祉。
空虚な心には、さういふこと以外には何も考へられない。
豊かになるほど「生きづらさ」を感じる人の増えて来る・奇妙な社会
これは、でも、日本に限らず、遅かれ早かれ、人類すべてが暮らす社会だらうと思ひます。
工業化による・人の住む地域すべての都市化、
そのはてにあるのは、かういふ社会しかないからです。