言葉を考える ベンガル語はabugida
昨日知り合ったインド人の母語がベンガル語だと聞いたのでベンガル語という言葉に関して少し調べています。
ベンガル語は、アッサム語(Assamese)と共通の文字体系で表記されますが、この文字はalphabetでは無く、abugidaと言う文字体系だそうです。
私たち日本人は、表意文字である漢字と音節文字であるひらがな・カタカナを使うし、中学校では英語を習い、alphabetの一例を知ります。
しかし、表音文字にはひらがなカタカナの様な音節文字と、ハングルに代表される素性文字以外に、音素文字の体系があって、その音素文字にはalphabetだけで無くabugidaとabjad文字の計三つの体系があると言うことを習わない。
私たちは、「音素文字=alphabet」という誤解をしているから、alphabet以外のabugidaと abjadに対して関心すら持たず、無知なまま一生を終わるかもしれない。
しかし、なんと人類が使う音素文字の半分以上はabugida文字だそうです。
人間と他の動物の違いは言語を使うか否かだと言うのに、私たちはその言語というものに関してあまりに無知です。
人類が作り出した言語の多様性に、乾杯!
その言語体系を教えない日本の学校教育に、アーメン!