言葉を考える　〇〇家と〇〇者

「職業に貴賤は無い」とは言うけれど、

○○家は尊敬され、○○者は特に尊敬されない職業と考えると、
中国でも日本でも○○家と呼ばれ、一目置かれる人々もおるし、
片方の国では○○家と尊敬されながらも、もう片方の国では○○者という並の扱いの人々もおります。

（漢語）vs（日本語）
政治家 ＝ 政治家
音乐家 ＝音楽家
发明家 ＝ 発明家

科学家 ⇒ 科学者
哲学家 ⇒ 哲学者

罪犯  ⇒ 犯罪者
囚犯  ⇒ 受刑者

我が国でも殺人犯とか、窃盗犯とか言う様に、〇〇犯という呼び方がありますが、犯罪者とか受刑者などと〇〇者が使われることもあります。

ある文化の価値基準がその言語に反映していることはよくありますが、日本という文化圏では、科学や哲学に従事する方々を〇〇者と呼んで、特に一目置く文化ではないと言う事実を知って、皆さんはどう思いますか？