不安だった4月の初旬からひと月経った
4月4日に、ノートを始めた。4月中に罹患して、5月を迎えられないかもしれないと思っていた。
都内の感染者は、増えたけれど、抑制もできている。色々な考えはあると思うけれど、政府がベストを尽くしていると思えない中、国民は頑張っていると思う。
風俗業は勿論、居酒屋、飲食店、そして地方の観光に関わる業種の方々、それ以外にもプロスポーツや芸術、芸能関連の皆さん、様々な分野で苦しい思いをされていると思う。
明日の暮らし、1か月後の暮らし、1年後も生活できるだろうかという不安は、想像しても共有しきれないと思うが、胸が締め付けられる。
誰もが不安だと思うけれど、蓄えが少なかったり、収入が激減したりすると、その不安は大きく膨らむに違いない。
コロナ騒ぎが来月にでも収まるなら、あまり変化はないかもしれないが、少なくとも半年とか1年とか、場合によっては数年は元に戻らない気がしている。
もしも、そうなったら、世の中の仕事も大きく変わらざるを得ないと思う。
それは大企業のサラリーマンでも同じ。
業種によっては、需要は激減し雇用を維持できなくなる。
その一方で、新たな需要も生まれ、雇用機会も増えると思うが、価値観の変化が追い付いていかない。
誰でもできることは、報酬が安いとされてきた。
複雑な技能を要したり、優秀な知能がなければ出来なかったり、危険極まりない仕事だからというような職業でなければ、高い対価を払おうとしてこなかった。
しかし、誰でもできる仕事だとしても、誰もやりたがらない仕事もある。目に見えないリスクと向き合う仕事、極端に疲れる仕事、一部の人からの批判にさらされてストレスが溜まる仕事だ。
ごみ収集されている方に、感謝の気持ちを示すのも素敵なことだけれど、それだけでいいのか?
公務員の中にも、民間の仕事においても、その仕事の価値を見直さなければならない仕事が多いように思う。
どんなときであっても、必要な仕事に対して、言葉の感謝に加えて、対価を支払うべきだと思う。
無理に安いものを探すのではなく、海外のチップじゃないけど、少し高いものにもお金を使うようにするとか、何かしなければいけない気がする。
そしてさらに、今の窮屈な暮らしが、当たり前になる頃、自分に何ができるか、毎日考えているけれど、まだ答えは見つからない。
サラリーマンを辞めて、世の中の役に立つ仕事に移りたい。こんなときに辞めるのは怖いけれど、何かやるべきことがあるんじゃないかと思えてならない。
早く喜ばれながら働ける新たな仕事を見つけたい。
1か月前に無いかもしれないと思っていた命があったからこそ、役に立てたいなって思う。
何だろうなあ、本当に必要とされる生き方って。
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