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つい立ち寄りたくなる場所

いつもよりホンの少し早く会社を出て帰れるときには、最近でこそ自粛していますが、ついつい書店に寄ってしまいます。

必ずしも買うわけではないのですが、一定期間本屋から遠退いたままいると、大切なことを忘れてしまったような気になります。

本屋に入ると、まず新刊のコーナーを眺めます。出て間もないのに、ランキング上位に入っている本を見ると、大手出版社の力はすごいんだなあと思います。

早いペースで次々と新刊を出している作家がいると、きっと面白いんだろうなあと気になり始めます。以前読んでつまらないと思った作家だと、何か作風を変えたのかなと考えます。しかし、今度BOOK・OFFだなって思って、メモだけしておきます。

面白そうなタイトルを見つけると、なぜ目が止まったんだろうと考えます。目の付け所が良ければ、無名の作家でも読んでもらえる可能性は高まるよなあと考えます。

そして、そのタイトルがお題として与えられたら、自分ならどんな物語を書くかなあ、なんて考えます。

そう、いつか、自分も売れっ子作家になりたいからです。

気がつくと、仕事で役立てるために本を読もうというよりも、ネタはないかと考えながら本のタイトルを見る機会が増えています。

平置きしてある本の帯の言葉やタイトルを見ながら、市場のニーズを考えます。そして自分が書けそうな領域との繋がりを考えます。

思いに耽っているふりをして、目を閉じながら、自分の本が店頭に並んでいる姿も思い描きます。誰が手に取ってくれるだろうと、ちょっと離れたところから、その積まれた本を眺めている私。

過去に読んだことがあるお気に入りの本を、きれいな感じの人が手に取ると、あ!この人は絶対いい人だ、なんて、勝手に想像することもあります(笑)。

本屋さんにいるとワクワクします。ディズニーランドに行くよりも、飲み屋さんに行くよりも、にんまりしてしまうんです。

胸を夢で膨らませながら、空腹感を抑えつつ、夢追いエネルギーを、本屋でいただきます。

皆さんはどんな寄り道をしていますか?

コロナ騒ぎが落ち着いた頃には、一踏ん張りして仕事を早く片付けて、楽しい寄り道しましょうよ。

皆さんは、どこを目指しますか?

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