プレイングマネージャーになると大変
現代のソフトウェア開発において、QAエンジニア(Quality Assurance Engineer)の役割はこの業界にいると、うれしいことにますます重要性を増しています。
特に、プレイングマネージャー(Playing Manager)としてのQAエンジニアは、技術的な作業とマネジメントの両方をこなさなければならないため、独自の悩みや課題に直面することが少なくありません。
今回は、プレイングマネージャーとしてのQAエンジニアが抱える代表的な悩みと、その対策を少し考えてみました。
多岐にわたる業務のバランス
技術的な作業とマネジメントの両立
プレイングマネージャーのQAエンジニアは、自身が手を動かしてテストを行う一方で、チームのマネジメントやプロジェクト管理も行わなければなりません。
この二つの役割を両立させることは容易ではありません。
技術的な作業に集中したい時に、マネジメント業務が割り込むことが多く、逆にマネジメントに集中すべき時に技術的な問題が発生することもあります。
優先順位の設定の難しさ
日常業務において、何を優先すべきかの判断が求められます。
例えば、重要なリリースが迫っている中で、テストのカバレッジを上げるために新しいテストケースを作成する必要がある場合、他のマネジメント業務が疎かになることもあります。
どちらも重要な業務であり、そのバランスを取ることは非常に困難です。
チームメンバーとのコミュニケーション
メンターとしての役割
プレイングマネージャーは、チームメンバーの技術的な指導やサポートを行う役割も担っています。
特に新しいメンバーが加わった際には、メンバー達が迅速に業務に馴染むよう手助けをする必要があります。
しかし、これもまた自身の業務を圧迫する原因となります。
※私の場合は、今すっごくメンバーに恵まれ、メンバーへの負担を私が作ってる可能性がある(苦笑
モチベーションの維持
チーム全体のモチベーションを維持することも重要です。
特にプロジェクトが長期化したり、予期しない問題が頻発する場合、チームメンバーの士気が低下することがあります。
プレイングマネージャーとしては、適切なフィードバックを与えたり、モチベーションを高めるための施策を講じる必要がありますが、それが自身のストレスになることも少なくありません。
自身のスキル向上の時間確保
継続的な学習の必要性
QAエンジニアとして、技術の進歩についていくためには継続的な学習が欠かせません。
しかし、プレイングマネージャーとしての業務が多忙なため、自己研鑽のための時間を確保することが難しいと感じることが多いです。
新しいツールやテクニックを学ぶ時間が不足してしまい、結果として技術的なスキルが陳腐化するリスクがあります。
キャリアパスの迷い
プレイングマネージャーとしての経験を積む中で、技術者としての道を極めるべきか、マネジメントに専念するべきか、キャリアパスに迷うこともあります。
どちらの道が自分にとって最適なのかを判断することは難しく、その選択が将来的なキャリアに大きな影響を与えることもあります。
ストレスと健康管理
高いストレスレベル
多岐にわたる業務をこなす中で、ストレスレベルが高くなることが避けられません。
プレッシャーの多い環境で働くことが続くと、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、プロジェクトのデッドラインが迫っている場合や、重大なバグが発生した場合など、ストレスが一気に増大する瞬間が存在します。
健康管理の重要性
ストレスを適切に管理し、健康を維持するためには、規則正しい生活や適度な運動が重要です。
しかし、忙しい業務の中でこれらを実践することは容易ではありません。
結果として、健康を損ないやすくなり、パフォーマンスの低下を招くこともあります。
悩みを解消するための対策
タスクの優先順位付け
タスクの優先順位を明確にすることが重要です。
重要度と緊急度に基づいてタスクを分類し、効率的に業務を進める方法を考えましょう。
定期的に自身のスケジュールを見直し、必要に応じて調整することも大切です。
効果的なコミュニケーション
チームメンバーとのコミュニケーションを円滑にするために、定期的なミーティングやワンオンワンの時間を設けましょう。
フィードバックを積極的に行い、チームの士気を高めることが重要です。
また、自身が抱える悩みや問題についても、オープンに話す場を設けることで、チーム全体の理解を得ることができます。
スキルアップのための時間確保
スケジュールの中に自己研鑽のための時間を組み込みましょう。
短時間でも定期的に学習することで、技術的なスキルを維持・向上させることができます。
また、オンラインコースやセミナーに参加することも有効です。
ストレス管理
ストレスを軽減するためには、適度な休息とリフレッシュが欠かせません。定期的に休暇を取ることや、趣味に時間を費やすことも重要です。
また、マインドフルネスや瞑想などのリラクゼーション法を取り入れることで、心身の健康を維持しましょう。
まとめ
プレイングマネージャーとしてのQAエンジニアは、多くの悩みや課題に直面しますが、これらを克服するための方法色々あります(経験談)。
自身の役割を理解し、効果的な業務管理とチームマネジメントを実践するこ
とで、充実したキャリアを築くことができるでしょう。
たまに、心身ともに疲れはて、いやになる時がくるかもしれません。
でも、そこから何をするか考えるのは自分です。
そういう状況に陥らないように日々の業務の中でバランスを取りながら、自己成長を続けることが、プレイングマネージャーとして進んでいくことの鍵になるかもしれません。
実際に10年くらいやってると、そのうち慣れます。
会社設立してみたり。
QAなのに、インフラの人ですかって言われてみたり。
一人で複数の案件をかけもってみたり。
てすたんは何人いるんですかって言われてみたり。
そんなこんなで色々ありましたが、今ではのんびりと過ごさせてもらっています。
あ~、自分も同じかも?
って方のちょとしたヒントになればと書いてみました。
今日はこのへんで。