【特集】「状況に合わせて動くこと」の重要さを実際の現場で体感した。 ──TEST ASSISTANT 1期生 塚原さんの体験談
次世代教員養成プログラム「TEST」は、教員志望の学生のためのプログラムとして2020年からスタートしました。
学生は「TEST」を通じて、何を学び、どう活かすのでしょうか?
◆次世代教員養成プログラム「TEST」とは
次世代教員養成TESTって何?
本稿では、実際に埼玉県戸田市の学校現場で活動した、TEST ASSISTANT 1期生の塚原祐樹さんにお話を伺いました。
プロフィール
名前:塚原 祐樹
担当:中学校1~3年生
やっていたこと:数学、社会の補助。その後に、自身の専門でもある国語の補助をした。
活動場所:戸田東中学校
活動期間:2020年10月〜2021年3月
活動時間:週1回(1時間目から給食まで)
◆地元の教育を知るために参加
──参加のきっかけを教えてください
教員を目指しているのですが、そのための経験を積むため、地元である戸田市の教育についても知ることができたらと思い、応募しました。
──子どもたちと関わってどうでしたか?
落ち着いた生徒が多かったと思います。その一方で、先生が全体に向けてアナウンスしている際に、その全体に向けた説明では話を理解することができない、という課題を抱えた生徒もいました。
──そのような課題がある生徒にはどう向き合ったのでしょうか?
そのような課題を抱えた子に付いてあげて、先生が全体に向けて説明している内容の中でどこが分かりづらかったかを聞き、かみ砕いて、その子に分かる言葉で再度説明しました。
◆ICTが学校で活用されているのを実際に見ることができた
──「TEST」に参加した目的を果たすことはできましたか?
私が学びたかったことの一つが、最近話題になっているICT教育です。現場でICTがどのように活用され、実践が行われているのかを見て、自分の経験として吸収し、学ぶことがTAとして参画する上での目標でした。
実際に現場では、様々な教科でICTを使った実践を見ることが出来ました。例えば、私が専門としている国語では、CDを使う「読み聞かせ」が、デジタル教科書を使った朗読として行われていました。
授業準備の面でも、CDだと再生機器等を持ち運ばなければならない手間がどうしても掛かってしまうと思うのですが、デジタル教科書であれば、端末を開いてスイッチを入れるだけで準備が終わると思うので、授業準備がかなり楽になったのではないかと思います。またCDが増えると管理も手間も掛かるようになると思うので、その2つの面で、ICTは学校の先生の業務に影響しているのではないか、と思いました。
また、総合の時間では「SDGs」について調べ、発表する授業に参加しました。子どもたちは発表に向け、Google Slideを巧みに使い、班のメンバーで活発に話し合いながら資料を作成していました。
◆TEST ASSISTANT 2期生へのメッセージ
臨機応変に動くことがいちばん大切だと思います。今回、新型コロナウイルスの影響で3カ月程度しか行くことができなかったのですが、その中で学校現場で感じたことは「状況に合わせて動く」ことでした。もちろん、計画を立てることは大事なことなのですが、その計画通りに動くと決まったわけではないので、何か起きた時に判断する力がTAには求められると思いました。
◆2021年度「TEST」募集説明会のご案内
「TEST」では、2021年度の募集に向けて、説明会を実施します。
本プログラムに興味がある方は、まずは説明会への参加をご検討ください。
参加をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください。
◆わたしたちから、 最後に。
次世代教員養成プログラム「TEST」では、わたしたちの活動を応援してくださるスポンサー・サポーターの皆さま方の支援と寄付を募っています。
また、活動の周知にご協力いただけるメディアの方からの取材もお待ちしております。応援をいただける個人の方々は、左下のハートマークから「いいね!」や、各種SNSでのリンク共有をいただけますと幸いです。
今後「TEST」で行われるさまざまな活動は、以下のマガジンから閲覧することができます。ぜひ、こちらもご覧ください。
皆様とお会いできるのを、楽しみにしております。