NFTゲーム内で土地を売買!?意味が分からないので調べてみました
昨今はNFTゲームで稼ぐ「Play to earn」が流行していますが、その中でもメタバースを組み合わせて特異性を放っているゲームがあるようです。その名も「The Sandbox(SAND)」。このゲーム内ではLAND(ランド)と呼ばれる土地を購入し、LAND内でゲームを作成して他のユーザーに遊んでもらったり、楽曲を作成し販売することが出来ます。他にもLAND内でキャラクターを生成し、ゲーム内のマーケットプレイスで売買することもできるようです。
The Sandboxを簡単に解説すると、ゲームやアートを制作し売買できるNFTゲームのプラットフォームです。The Sandboxでは大きく3つのコンテンツが用意されています。それはGame Maker、VoxEdit、アバターの3つです。順に解説していきます。
まず、Game MakerとはThe Sandboxが提供するメタバース上の土地「LAND」上にオリジナル3Dゲームを作成するツールのことです。ゲーム制作において必須とも言えるプログラミングが不要なため、誰でもゲームを作れる環境が整っています。無料で使用できるため、ゲーム制作に興味のある方は試してみてもいいでしょう。
次に、VoxEditはオリジナルのボクセルモデルを作成するツールのことです。ボクセルモデルとは、マインクラフトやレゴブロックのように立方体のブロックを組み合わせて作られるキャラクターやアイテムなどのことを指します。ボクセルモデルは人や食べ物、動物に建物など多岐に渡るものを作成することができます。さらに、ボクセルモデルは海外ではボクセルアーティストと評されるくらい、アート的関心が寄せられている領域でもあるため、興味がある方は挑戦してみてもいいかもしれません。
そしてアバターはボクセル型のオリジナルアバターを作成できます。
VoxEditとの違いは、VoxEditは何もないところからボクセルモデルを作成するのに対して、アバターは既存モデルを組み合わせることでボクセルモデル(アバター)を作成します。
今後は、衣装やヘアスタイル、色合いなど自分だけのアバターを作れるようにアップデートされる予定です。
作成したアバターでLANDでのゲームやイベントに参加し、他の人と交流するなどの楽しみ方もあります。
「The Sandbox(SAND)」の最大の特徴はLANDという土地をゲーム内で販売していることです。そして、LANDを購入すると前述のとおり購入者が自由にすることができ、有料で他人に貸し出すこともできます。LANDは大手企業も購入しており、そのLAND内では企業のファンが喜ぶイベントを開催していたり、個人の購入者はひたすらボクセルアートを生み出していたりと購入者によってLANDの使い方は千差万別のようです。
このようにこれからのNFTゲームは多様化していき、メタバース空間なども織り交ぜながらより細分化していくことが予想されます。また、現実との接点がメタバースにより顕在化し、企業などが経済活動や広報の一環で参入してくることが「The Sandbox(SAND)」の事例で成立したため、これからは企業の経済活動などを結果的に支援する形になるようなNFTゲームが流行ってくるのかもしれません。