PDCAサイクルってどうやって回すねん ~maimai実践編~
1:自己紹介
どうも、ほとんどの方は初めまして。都内でmaimaiをやっているてっしょう(@soba_freedom)と申します。
今回、小林ヤバコさん(@mayonnaiseyaki)主催の #ゲキチュウマイアドカレ 2枠目に参加させていただきました。この記事は2枠目の14日担当となります。
ブログ系の企画に参加するのは2度目であるにも関わらず駄文です。読みづらい箇所などあるかと思いますがご容赦ください。
2:PDCAサイクルってなんぞや?
早速本題なのですが、皆さんはPDCAサイクルという言葉を聞いたことはありますか?
おそらくほとんどの方は聞いたことがあると思いますが、簡単に言えば
といったサイクルを回すことで色んなことの改善をしようね、といった方法です。
これを音ゲー、とりわけひとつの曲を詰める工程に置き換えると
おおむねこんな流れになると思います。
そしてこのPDCAサイクル、というか「プレイを振り返って出来なかったところを改善していく」という試みは音ゲーをプレイする際に意識することで上達に絶大な効果をもたらします。音ゲーが上手い人たちが「自分のプレイを振り返れるようになれ」「何も考えずmaimaiしても上手くならない」と言っているのを見たことはないでしょうか?
にも関わらず音ゲーマーで「曲を意識してやってるよ!」という人は意外と少ないです。Twitterで試しにmaimai勢に向けたアンケートを取ったのですが、どの実力帯でも「PDCAサイクルを知ってるけどやってない人」が最も多い、という結果になりました(票数が少ないので正確さはないですがおおよその傾向としては正しいと思います。)
↑ここのリプ欄に結果があるので気になる人はどうぞ
さて、音ゲーにおけるPDCAサイクルの効力がここまで大きいのに、なぜ意識的にやろうという人が増えないのでしょうか?
これは僕の憶測でしかないのですが、理由の一つとして「方法を示す内容ばかりで具体例がないのでやり方が分からないよ~!」という人が多いのではないかと考えました。(ちなみにPDCAサイクルが広まらない他の理由としては「上手い人はPDCAサイクルを無意識で回せるので意識する必要がない」というのがメチャクチャ大きいです)
そこでこの記事ではmaimaiを題材に、僕が単曲粘着をした際のやり方(という名の自分語り)を参考に載せたいと思います。「ほ~ん、他の人はこうやってんだな~」という参考になればと思います。そして願わくば上手い人がこういう具体例を残してくれる風潮が広まればいいな~。
3:具体例 ~Metamorphosism 初日粘着~
※アップデート日に詰めたっきりなので記憶違いがあるかも
2022年8月5日、7sRefちほー追加日に開凸してひたすらマップを進めている最中に、maimaiをやっている友人から連絡がありました。
「削除の新曲(=Metamorphosism)、チューリング並かそれ以上の難易度」
オイオイオイふざけんなという感じだったのですが、粘着などの際に手元を見返すのと初見ガバガバ手元を残しておくため、とりあえず初見(曲は前日に聞いていたので完全初見ではない)で三脚を立ててやってみることにしました。
訳わかんない譜面ではありましたが、チューリングよりはマシだと感じたのでMetamorphosismに関する目標をこの時点でとりあえず「今日中に伸ばせるだけ伸ばす」「ゆくゆくはSSS」に決めました。
写真撮ったりしてたら手元を見返す時間がなくなったのでそのまま2回目、3回目をプレイ。今度はどこがどんな配置かとどこでスコアを落とすかを把握できるよう意識しながらやりました。配置や失点の場所、さらに可能ならミスの原因までプレイ中に把握できる余裕を持てるようになるととても楽です(もちろんプレイ中だけで分からない場所は必ず出てくると思うので、その時は素直に三脚などで手元を撮って見返しましょう)。
3回目のプレイが終わったくらいでTwitterを確認したら譜面動画が上がっていたのでそれと手元動画を踏まえてざっくりと研究しました。以下意識したこと↓
こんなもんでしょうか。あとは何が起きているのか分からなくなった瞬間に分からない箇所の動画を見まくったりしました。思い出せるだけでもこのような内容を意識した結果、
研究から数回でここまで伸びました。この時点で目標を「今日中にSSSを出す」に変更しました。ここからしばらくは本腰を据えた研究はあまりせず、プレイ中で失点したところをその都度確認しては修正を繰り返していました。
ちなみにこの時、研究での優先順位は「失点の原因(スライド行き過ぎなど)を修正>認識の仕方を変える(運指は正規)=ガチの丸暗記>>>>>運指を考える」でした。人によってかなりスタンスが分かれるとは思いますが、僕は「正規で叩けるならそれに越したことはない」派の人間なので、押しスラなどの運指は最終手段にしています。ゴーストルールSTは別
その結果、そのうち出せればいいや~と思っていたSSSを当日で出せました!!!ヤッター!!!!
……が、ここで「もしかして頑張ればSSS+も出せるんじゃね?」という事に気付いてしまったので目標をSSS+に変更、そのまま粘着を続けました。
この日だけで目標が2回もその場のノリで大きく変わっていますが、僕はもっと上を狙えそうなら目標をいくらでも上方修正しちゃっていいと思っています。
しかしここからスコアが伸び悩みます。もちろんSSS+を目指すとなるとさすがに地力の問題もあるのですが、あとちょいで出せると思えたのでここで再度プレイを見返しました。そこであることに気が付きます。
「ブレイク下手すぎじゃね?????」
もちろんブレイクの配点がとても高いことはmaimaiをある程度やっていれば誰でも知っていることですし、この時もブレイクをやらかさないよう意識していたので基本的には全部Perfectで通せていました。
ただ、そのほとんどが早パフェ遅パフェで、ひどい時にはそれだけで0.15~0.2%も失点していたのです。個人的に理論値狙い以外でブレイクを狙うのはあまり良くないと思っているのですが、さすがに鳥プラ許容のおよそ3~4割を持っていかれてるのは厳しすぎるので、
特に序盤のこの地帯でブレイクが密集しているので落としすぎないように気を付けました。
その他にも↑のような細かい気付きをプレイ中に増やしていき、大小さまざまな意識を色んな箇所で積み重ねた結果……
アプデ当日にSSS+を出せました! ヤッター!(2回目)
3:おわりに
……とまぁ長々と書きましたが、これが僕がSSS+を出した際のやり方です。多少の違いはあれどSSSでもAPでも同じように詰めています。
PDCAサイクルなんて大層な言い方のわりに、プレイの合間でやってることは基本的に前向きロケット団!の歌詞ぐらい軽めでもいいことが伝わっていればいいなと思います。
もちろん「あそこでああすりゃよかったニャ」は、次のプレイにはそこでそうするようにしましょう。
とてつもない自語りになってしまいましたが、少しでも「曲をどう詰めたらいいのか分からない!」という方の参考になれば幸いです。
最後に、今回ブログで使わせていただいた譜面の画像の出典元であるS.R.projectさんのチャンネルと、maimaiの上達ひいてはこの記事の執筆にあたってとても参考になったのんさん(@non_otoge)のブログ記事のリンクを掲載して〆とさせていただきます。特にのんさんのブログはmaimaiマーは全員読んだ方が良いと思っているのでぜひ読みましょう。
おわり