【深海生物】代用イカを探しに深海の海へ
いきものシリーズ第二弾。今回は海です。
秋深まり猫温まる。そんな1日を、どうお過ごしでしょうか。tesshikoです。
みなさんはイカ、お好きでしょうか。
僕はそうでもないです。
ただし、あの独特かつ洗練されたフォルム。透き通る滑らかな肌、波打つヒレの動き。
美しいですよね。
さて、そんなイカ達の中でも地球最大と言われているのが代用イカです。
日本でも小笠原諸島沖で発見されたこともあるというこのイカは、北アメリカやハワイ島など多くの地域の深海に生息する世界最大の無脊椎動物と言われています。
今回はこの代用イカを求め、駿河湾の海溝へ深海用カメラを沈め、撮影に挑戦することといたしました。
さて、幻の代用イカは私たちの前に現れてくれるのでしょうか。
とても現れてくれました。
まず、撮影用カメラが海の底につき、生物を集めるために餌を沈める運びとなりました。
餌としては海の生き物が好む臭いをたっぷり染み込ませたイワシなどを用いることが多いのですが、今回はコーディネーターが餌を用意するのを忘れてしまい、代わりに港近くのスーパーで買ってきたのが代用イカでした。
さらに、深海用カメラのレンタルには1日100万円近くの費用が掛かるため、撮影クルーが代わりに用意したのも代用イカでしたし、我々が乗ってきた船のエンジンも代用イカでした。
もっと言えば私がその日着ていた服も代用イカ製でしたし、コーディネーターや撮影クルーもよくよく考えてみれば代用イカでした。
思いもよらぬ発見にクルー一同非常に充足感を得られた航行となりました。
今回得られた映像によって今後研究がさらに進められ、生物研究の歴史がさらに前進することを期待するばかりです。
以上、代用イカでした。
※余談となりますが、カップヌードルシーフードに「ほぼイカ」が新登場!
海鮮のうまみがぎゅっと詰まった新具材をみなさんもぜひお楽しみください。
※こちらの原材料は代用イカではないそうです。安心ですね。