「新学期からマスク着用の緩和: 学校での新型コロナ対策が変わる」
文部科学省は新学期から小中高校での新型コロナウイルス対策として、基本的にマスクの着用が不要となる新指針を全国の教育委員会に通知しました。これにより、児童生徒や教職員は、登下校時や病院・高齢者施設を訪問する校外学習など特定の場面を除いてマスクを着ける必要がなくなります。しかし、基礎疾患がある児童生徒には引き続きマスクの着用が必要です。また、マスクの有無がいじめを誘発しないよう、指導が求められます。
従来、感染リスクが高いとされていたグループワークや合唱、調理実習などでもマスクの着用は不要とされました。代わりに、教室の2方向の窓を開けて常時換気を行い、少人数で実施するなどの対策が推奨されています。また、給食時の「黙食」についても再度「必要ない」と強調されました。
政府のマスク着用ルールは先日から「個人の判断」に緩和されましたが、学校活動においては今月末まで従来どおりの運用が続く予定です。新学期からの変更により、学校現場での新型コロナウイルス対策が大きく変わることが予想されます。