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肉汁ドバァーのハンバーグを食べるなら?

夜、小学生男子と一緒にテレビを観ていました。

画面の中には、A5ランクのお肉で作られた超贅沢ハンバーグ。ジュージューと鼓膜を刺激する音を立てながら鉄板の上で堂々と鎮座する姿は、ステーキを凌ぐ王様の風格。肉汁が滝のようにあふれ出て、いやーーーー、もうたまらん!!

「うわぁ、めっちゃうまそうーー!」
「ハンバーグ食べたくなってきたーー!」

テレビを観ながら、子どもたちは大興奮。だよね、だよね?母も同じ気持ちだよ。

口の中は完全にハンバーグ気分なのに、今日の晩ごはんはよりによって、ちらし寿司。こってりとあっさり。真反対。あー、完全にミスった。あと2時間巻き戻すことができたら、絶対ハンバーグにしたのに!

「でもさー、ママのハンバーグも美味しいけど、お店で食べるのはまたちょっと違うんだよねー」

あー、確かにね。
家で作るハンバーグとお店のそれとは、また違うおいしさがあるよね。久しぶりに外で食べたいなぁ。

「でしょ?でしょ?だからさ、土曜日のお昼はサイゼリヤにしようよ!」

•••え?

サイゼリヤ!!!???

あのA5ランクの肉汁ドバァーのハンバーグを見たあとに、サイゼリヤ???

いや、サイゼリヤは悪くない。
なんにも悪くない。

けど•••今はちょっと違うんとちゃうかなぁ•••?

お願い。

ここはせめて。
せめて、ロイヤルホストにして!




ではでは、また。

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テシマ ユリコ
最後までお読みいただき、ありがとうございます! いただいたサポートでコメダ珈琲へ行き、執筆をがんばります! (なぜか、コメダってめちゃくちゃ集中できる)