文豪モチーフのイラストシリーズに対する@Muka_Muka_Chama氏の主張の問題点まとめ
ゆっくりしていってね! ――という普段の「ゆっくり文体」は、今回は批判相手もいるので控え、通常の文体とする。
少し前から、次のイラスト投稿に多くの攻撃が集中している。
(ちなみに、このイラストはシリーズものであり、萩原朔太郎と室生犀星がモチーフとなったキャラクターが登場している。上の女性は「朔」という名前である。)
むろん原則として、批評は自由である。不特定多数に公開したコンテンツなのだから、賞賛ばかりではなく、厳しい批判・非難も寄せられる。特別に名誉棄損や侮辱等の法令違反に該当しない限り、それ自体はやむを得ない。低評価レビューを書くのも制作者にクレームをつけるのも、表現の自由に含まれる。(言うまでもなく、更にそれに反論するのも、あるいは無視するのも同様に表現の自由だ。表現の自由には、特定の表現を行なうよう強要されないことも含まれる。)
一部には正常な批判・非難といえるのか疑問視せざるを得ないポストもある。私も同情するが、厳密な違法・適法の判断は裁判官にしか出来ないことであるし、今回の本題とは異なるので措く。
さて。当該イラストに寄せられた批判・非難の中でも、ひときわ私の目を惹いたのは次のメモ帳のスクリーンショットを付けたポストだった。
「自分でよく考えて判断してね」とせっかく声がかけられているので、Muka_Muka_Chama氏の当該文章をよく考えて判断することにする。
第一パラグラフから順を追って検討しよう。
ここから先は
7,016字
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?