最上さんを観にオラ東京さ行くだ!!
8月24日、土曜日。
最上和子の原初舞踏公演オブスクラのチケット発売日だ。前日までぼくは考えた。最上さんの踊りは一度は見ねば。見たい。行きたい。
場所は東京六本木である。
飛行機に乗らねばならない。
9月15日の公演日まで一ヶ月を切り、格安航空券はなくなっている。
かなりの額だ。
行けないことはないが行けば財布はスッカラカンになる。その先大丈夫か・・・
行かなくてもいいのではないか。
一度見ただけでどうにかなるものではない。
というような、幅的概念がぼくの心を曇らせる。
東京に行って鹿児島に還ってくるだけのお金はある。心配はするな。
お金があるということは行けるということだ。
心の曇りを取っ払う。そうすると、
8月24日の鹿児島鹿屋にいるぼくと9月15日東京六本木にいるぼくの位置が一致した。
時間的距離も消え空間的距離も消える。
幅概念を取っ払って奥行きに入る。
さて、チケットを買いに行こう。コンビニ支払いで(笑)先着50名。ネット予約。どれだけの人が我先にと買おうとしているのか分からないが最善を尽くす。発売と同時に申し込み、速攻お金を振り込む。
ぼくは舞踏というものをほとんど見たことはない。伝統的なものは竹富島に住んでいた時とバリに旅行で行った時、いくらか見たことはあるが、全く別物だろう。
創作舞踏となると20代の頃に遡りギリヤーク尼ヶ崎の舞踏と白塗の暗黒舞踏を一度ずつ見たことがあるだけだ。
そして一度の台風禍が通り過ぎ9月の中旬がやってきた。
9月も中旬と相成った。霧島の温泉に浸かってから飛行機へと乗り込む。この飛行機の景色はなかなか絶景だった。景色を撮るのに夢中でシートベルトの確認にやってきたキャビンアテンダントさんの呼び声が全く耳に入らなかったほどだ。
羽田から最寄り駅までのリムジンバスに乗りたまプラーザに着くと姉が迎えに来いてくれていた。
2ヶ月ばかり前に帰って来たばかりなので今回は懐かしさとか感慨深いとかはない。
実家で母の夕食を食べ前回買って残っていた日本酒をちびりちびりとやる。
明日は20数年ぶりの六本木だ。
この半年、ヨガをする時は最上和子さんのやり方を見習って超スローに動くようにした。Xで日々、最上さんの言葉を追いかけヌーソロジーサロンの最上さんのゲスト回も見直した。
心の準備は万端。
そこに行って空間に触れる。
空間が変容するのを見る。
時空の歪み、死の世界は立ち上がるのか。
コインの裏側の世界。
それを感じにそして観に行くのだ。
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最上さんの著作を読んだときの記事↓