Teruteru

小学校教員をしています。自分の考えをアウトプットして整理するためにnoteを始めてみました。

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小学校教員をしています。自分の考えをアウトプットして整理するためにnoteを始めてみました。

最近の記事

ずっと夏休みならいいのに。

浜辺で花火をして、 いっぱいはしゃいで、 帰り際に娘が一言。 「ずっと夏休みならいいのに。」 …だよね。

    • ソフトクリームの哀愁

      夏休み最後の思い出作りに、家族で海へ。 海の家のテラスに、ソフトクリームがぽつん。 沈む夕日を、1人で見てた。 夏、終わっちゃうね。

      • 初任者の先生へ 10のこころえ

         今年度、異動した。研究主任ではなくなり、アウトプットする場がなくなったので、またnoteを始めよう、と思っている。  異動した先に、初任者の先生も一緒に入ってきた。小規模校で単学級なので、「おせっかいかもしれない」と思いつつ、10のこころえを教えた。 ①~⑦は全ての子どもたちに対して。 ⑧~⑩は少し手を焼く子どもたちに対して。 ①かざらない。  分からないことは「分からない」でOK。嘘はつかないこと。 →この学校のことなら、子どもたちに「教えて」&「ありがとう」でいい

        • 教師にとっての「深い学び」~何のためにそれをするのか~

          ①   トイレでのいたずらを止めるために。  初任者の頃の話です。トイレで、こっそりいたずら(ちょっと異質な感じの)をするトラブルが起こりました。先輩の先生は、だいたいやっている子の目星がついているようでしたが、犯人捜しはしませんでした。その子を問い詰めたりもしませんでした。代わりに、その子のお母さんと連絡帳で「いいところ探し」を2週間ほどやっていました。すると、そのいたずらは無くなったのです。  私は「トイレでのいたずらに対してはそう対応するのか…」と学び、頭の中の引き出し

          学びの価値は自分で決める~内容知と方法知~

          今回の記事は、以下の記事と関連しています。 内容知と方法知「内容知」と「方法知」の言葉は、数年前、上越教育大学の赤坂真二先生とお話したときに、1つの授業の中には「教科での学び」と「かかわりでの学び」と2つあるのではないか、と聞いたときに教えてくださった言葉です。  下の写真を見てください。これは、1年生の算数「かたち」の単元です。「様々な形(立方体・直方体・円柱)の箱を、どうやったら高く積めるか」という課題について考え、子どもたちがグループでまとめました。  私が期待し

          学びの価値は自分で決める~内容知と方法知~

          「褒める」「叱る」も目標(めあて)?

          今回は下の記事の続きです。  「褒めたとき」「しかったとき」にも、子ども達の中にハードル(めあて)が立ちます。 「褒める」ことでハードルが立つ。  「とってもいいあいさつだね」「いい姿勢だね」「話の聴き方が素晴らしいね」…こうして自分が褒められた時、または友達が褒められているのを見た時、子どもたちの中には「次もがんばろう」「私も頑張ろう」という気持ちが芽生え、ハードルが立ったはずです。  いいあいさつ、いい姿勢、いい聴き方に、たくさんの子がなりますから、そこをまた褒めてあ

          「褒める」「叱る」も目標(めあて)?

          足が遅いからこそ、目標(めあて)が大事!

           目標(めあて)ってたくさん、ありますよね。「○学期のめあて」「運動会のめあて」…。 初任者の頃、「こんなの意味ないじゃん…。足遅いやつは、遅いんだし…。」と思っていました。結果にしか目が向かなかったので、仕方ないのですが。(そして、行事の直前に、めあてをたてさせて、主任に怒られました…😫)  愚かな過去の自分に教えてあげたい…。足が遅いからこそ、「めあてが大事」なんです!  結果ではなく、過程を大事にする…。これは以前の記事に書いたとおりです。  でも、めあてをちゃんと

          足が遅いからこそ、目標(めあて)が大事!

          褒めると認めるのちがい

          朝黒板のメッセージ 褒めてもらう、認めてもらう、というのは子どもたちにとっての「エネルギーのもと」です。褒めてもらえる、認めてもらえるから頑張れます。ですから、たくさん、そんな機会をつくっていきたいものです。  さて、 下の2つは、ある日、あるクラスの黒板に書かれていた“朝のメッセージ”です。  2つの黒板に共通して言えることは、子どもたちを認める「あたたかい言葉」があること。朝、登校してきて、こんなあたたかい言葉を見たら、「今日もがんばろう!」と思えます。「先生は、自分た

          褒めると認めるのちがい

          オリジナルの「物語の考え方モンスター」を創作した話。

          はじめに この記事では、私がオリジナルの「物語の考え方モンスター」を考え、形にしていくまでのチャレンジをまとめたものである。 もっと、学習を楽しくしたい。 もっと、学習を分かりやすくしたい。 そうすればきっと、子どもたちは、もっと主体的に学べるはずだ。 そのためのツールとして考えたのが「物語の考え方モンスター」だ。 教科ごとのサングラス 新しい学習指導要領になり、教科の「見方・考え方」が重視されるようになった。簡単に言えば、それぞれの「教科特有の視点を意識して学ぼう」っ

          オリジナルの「物語の考え方モンスター」を創作した話。

          全員がゴールできることが大切で、ゴールの質はちがってもいいのではないか。

          考えをもつとは。考えをつくるとは。 今回は、授業の中で「考えをもつ・つくる」ことについて、考えたことを書きます。子どもたちが考えをもつということは次の4パターンかな…と、個人的に思っています。 これまでの学習スタイル「子どもたちに、考えをもたせてから交流させる。」  私は、そう教わってきました。おそらく、その理由としては次の2点が考えられます。 ①考えをもたないで交流に入ると、友達のものをうつすだけで、思考しない子が出る。 ②考えをもたないで交流に入るのは、その子がかわいそ

          全員がゴールできることが大切で、ゴールの質はちがってもいいのではないか。

          「深い学び」とは「つながり」をつくること。

          「深い学び」は「血液型占い」のようなもの?  みなさんは、血液型占い好きですか?好き嫌いはあるかもしれませんが、結構メジャーですよね(ちなみに私は星占い派です)。科学的な根拠がないにも関わらず、人気がなくならないのはなぜでしょうか?それは分かりやすいからだと私は考えます。  人と関わるとき、どんな人か分からないと不安です。でも、「A型だから真面目かな」「B型だから自由な人かも」「O型だからおおらかな人だろう」「AB型だから変わってるのかな」…と、どんな人かを知る方法として使

          「深い学び」とは「つながり」をつくること。

          子どもをどっちの目で見る?~「鳥の目」と「蟻の目」~

          授業を参観・検討する視点「先生が◎◎したから、子どもが△△になった」   先生が主語で語られるとき、この「子ども」とは誰をさしているのでしょう。「〇年〇組の子どもたち」ではありませんか?「Aさん」とか「Bさん」ではないですよね。先生が主語で語られるときの「子ども」というのは「大多数の子」をさすことが多い気がします。  また、授業後の協議会で「子どもたちは~~」と語られるとき、私たちはイメージの共有ができていたのでしょうか。話す人と、聞く人は同じ子どもを見ていないかもしれま

          子どもをどっちの目で見る?~「鳥の目」と「蟻の目」~

          全ての子どもを褒めるにはどうしたらいいのか。

          何を褒めたらいいのか分からない。私は初任者の頃、子どもを「褒める」というと、どうしても結果に目がいきがちでした。「テストで〇点とれたね。」「マラソン大会で入賞できたね。」「○○できてすごいね」…。  でも、それだと褒めるところが見つからない子がいるのです。「子どもを褒めろって言われるけど、どう褒めたらいいかわかんないなぁ…。」というのが正直なところでした。  2校目、山奥の学校で高学年をもちました。少人数なので、親善大会(水泳・陸上・スキー)に全員が参加します。部活も全員

          全ての子どもを褒めるにはどうしたらいいのか。

          しくじり先生~応用編~

          前回、当番活動について、自分の失敗から学んだことを書きました。 この「子どもたちが目的を意識(自覚)できるようにする」という考え方は、他の部分にも応用できると思っています。 いくつか例を挙げます。(あくまで「例」ですよ!) ①清掃【方法】縦割り班で、教室を掃除してきれいにする。 【目的】①「誰かの役に立てた」という自尊感情をもつため。     ②高学年としての意識を向上させるため。 【価値付けの言葉】 ①に気付かせるなら 「みんなのおかげで、教室がきれいになって気持ちがいい

          しくじり先生~応用編~

          しくじり先生~俺みたいになるな!~

          私がしくじりに気付くまで。今回は、私の失敗談を紹介します。 何がダメだったのか、なぜ上手くいかなかったのか、 考えながら読んでいただければ幸いです。 学校には当番・係活動というものがあります。 当番と係は、次のようなちがいがあります。 これを、しっかり区別してやる人もいれば、 あえて区別せずにやる人もいます。 やり方はそれぞれなので、正解はないと思います。 さて1校目(1~3年目)、初任者の私は係活動に取り組みます。 しかし、当然うまくいきません。 「仕事をしない子が多い

          しくじり先生~俺みたいになるな!~

          私がnoteを始めた2つのきっかけ

          はじめに初めまして。小学校教員をやっています。15年目になりました。 職場では年下が増え、いろいろと教える機会が増えてきました。 最近は、ありがたいことに、研究主任という役割を任されるようになりました。(研究主任は、学校全体の学習指導の方針を決めるリーダーです)。 私は研究主任として、校内の先生方に向け、研究だよりを発行しています。 先生たちの実践を共有したり、私が本や研修会で学んだことを情報提供したりするためです。 そんな私が、なぜnoteを始めようと思ったのか。

          私がnoteを始めた2つのきっかけ