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琉球ゴールデンキングス 今シーズン第1節-8節の振り返り

皆様こんにちは!
Bリーグバイウォーク期間中、いかがお過ごしでしょうか?
男子バスケ日本代表の試合はあったものの、やっぱりBリーグのない週末は寂しかったですね。
今回は琉球ゴールデンキングスの今シーズン序盤戦を振り返って見たいと思います。


順位

東地区

東地区は順当と言えば順当。
予想外だったのは、千葉が渡邊雄太選手が居なくてもめっちゃ強いっていうことと、越谷が思いの外負け越しているってこと。

中地区

"魔境"と言われた中地区。
三遠、A東京は前評判通り、いやそれ以上に実力を発揮している一方で、名古屋Dがちょっと苦しんでいる。ただ今村選手が復活すれば色々と変わってくると思うので、中盤戦も中地区の争いからは目が離せないですね!

西地区

島根、琉球が前評判通り勝ちを重ねている一方、怪我人を抱えているディフェンディングチャンピオンの広島は苦しんでいる。それに加えてEASLという罰ゲームも行っている為、本当に耐えてほしい。
長崎も最初は良かっただけに、馬場選手の怪我以降は苦しんでいますね。

キングスは伊藤選手の怪我によるアクシデントを全員バスケでカバーし、そして何より救世主平良選手を期限付き移籍で獲得(後に今シーズンいっぱいの移籍が決定)したことで、序盤戦のアクシデントを乗り越えました。
そしてEASLやアウェイが多かった(14戦中9戦)というスケジュールや移動の問題もどうにか乗り切りましたね。
ただ島根戦での大敗はちょっといただけなかったので、是非とも修正してほしいですね。

スタッツ

オフェンス

3PT%がリーグ18位の31.1%という数字以外は、オフェンスは上々の結果だと思います。
今シーズンもリバウンドからのセカンドチャンスポイントが最大の武器。
リバウンドが強いからこそ、選手たちは積極的にアタックしたりショットを打ってほしいですね。

ディフェンス

失点に関しては、三遠や島根などオフェンスが強力なチームに対してどのようにディフェンスするかが今後のポイントになると思います。
特に島根戦は、3PTが15本/26本の57.7%と打たれ過ぎ決められ過ぎで大敗。
バイウィーク明けは、千葉ジェッツ、EASL、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとディフェンスがカギになる試合が増えてくるだけに、どのように修正を図ってくるか注目ですね。

琉球ゴールデンキングスPIEランキング

今回は、PIE(プレイ影響度)を元に、どの選手がチームに及ぼす影響力が大きかったかをお伝えしたいと思います。

PIEとは

PIE(Player Impact Estimate)は、選手のパフォーマンスを評価するための指標です。
試合に与える影響度を示し、選手のオフェンスやディフェンス面での貢献度を測ることができます。
PIEの値が高いほど、選手がチームに貢献していることを意味します。
PIEは、選手のプレイ全般に及ぶ影響度を示すため、スコアやリバウンド、アシストなどの個別の成績だけでなく、ディフェンスやチームプレイといった総合的な評価が可能です。
そのため、PIEは選手の総合力を測る指標として利用されます。

PIEの計算式

PIEの計算方法は、以下の式で表されます。

PIE = (PTS + FGM + FTM - FGA - FTA + DREB + (0.5 * OREB) + AST + STL + (0.5 * BLK) - PF - TO) / (GmPTS + GmFGM + GmFTM - GmFGA - GmFTA + GmDREB + (0.5 * GmOREB) + GmAST + GmSTL + (0.5 * GmBLK) - GmPF - GmTO)

5位:岸本隆一

PIE:10.9%
平均プレータイム:26分07秒
平均得点:10.8点
平均2PT%:51.9%
平均3PT%:31.0%
平均FT%:85.0%
平均リバウンド:1.6本
平均アシスト:4.2本
AST/TO:2.4
平均ブロック:0.0本
平均スティール:0.6本
平均EFF:11.5
平均+/-:+9.0

4位:アレックス・カーク

PIE:14.5%
平均プレータイム:19分09秒
平均得点:9.8点
平均2PT%:65.3%
平均3PT%:0.0%
平均FT%:79.6%
平均リバウンド:5.1本
平均アシスト:0.6本
AST/TO:1.1
平均ブロック:0.6本
平均スティール:0.4本
平均EFF:14.2
平均+/-:-1.0

3位:ケヴェ・アルマ

PIE:16.3%
平均プレータイム:23分28秒
平均得点:12.8点
平均2PT%:62.0%
平均3PT%:42.3%
平均FT%:78.1%
平均リバウンド:5.9本
平均アシスト:1,6本
AST/TO:1.2
平均ブロック:0.5本
平均スティール:0.8本
平均EFF:15.5
平均+/-:+7.9

2位:ジャック・クーリー

PIE:18.1%
平均プレータイム:24分26秒
平均得点:11.9点
平均2PT%:55.2%
平均3PT%:33.3%(1/3)
平均FT%:75.0%
平均リバウンド:9.0本
平均アシスト:1.5本
AST/TO:1.1
平均ブロック:1.0本
平均スティール:0.4本
平均EFF:19.4
平均+/-:+8.0

1位:ヴィック・ロー

PIE:24.2%
平均プレータイム:26分05秒
平均得点:15.3点
平均2PT%:54.5%
平均3PT%:30.2%
平均FT%:74.1%
平均リバウンド:8.8本
平均アシスト:4.1本
AST/TO:2.0
平均ブロック:0.6本
平均スティール:1.1本
平均EFF:22.8
平均+/-:+6.3

番外編:脇 真大

PIE:6.5%
平均プレータイム:22分19秒
平均得点:8.6点
平均2PT%:51.4%
平均3PT%:33.3%
平均FT%:70.6%
平均リバウンド:2.8本
平均アシスト:1.5本
AST/TO:1.1
平均ブロック:0.2本
平均スティール:1.3本
平均EFF:7.8
平均+/-:+10.2

PIEで見た勝利の鍵を握る選手、ヴィック・ロー

キングスの今シーズンキャプテンを担っているロー選手。
精神的支柱なだけでなく、スタッツ上も重要なことがわかりました。
平均PIE24.2%に対し、敗戦時は16.0%まで下がっていました。
これはキングスの全選手で1番の下げ幅となっていました。
特にFG%が平均に比べ敗戦時は約15%ほど落ちる傾向に。
攻撃の要になってるんだなと実感。

中盤戦以降の注目ポイント

①第9節の千葉戦、第10節の名古屋D戦

両者とも1−1で乗り切れたらいいんじゃないかなって思ってます。

②伊藤達哉

平良選手も救世主のように現れ良かったんですが、やはり伊藤選手のハンドリングって良いんですよね。セカンドユニットでBIG3と組めばめっちゃ武器になりそう。

③ハードスケジュール

罰ゲームEASLに出るキングスは、12月全て水曜ゲームが組み込まれています。
オールスターに選ばれるのは良いんですが、キングスと広島だけはオールスター直後にEASLがあります。ブースターの中には少し葛藤している方もいると思います。

終わりに

いよいよ今週土曜日からBリーグが再開します。
各チームが課題を克服し、中盤戦にどのように挑むかを注目して楽しみたいと思います!
千葉ジェッツ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに絶対勝つぞ!!

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