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優しい世界を共に夢見たい。 シャーマンズボディ15章 ~ アーノルド•ミンデル
シャーマンズボディ15章を読んで
夜寝るのが遅くなってしまったから合宿初日のチェックインは、諦めていた。そんな夢見の中にいた。
微睡みの中で、ミンデルに向かおうと起き上がると、事故情報のメールが鳴った。
皆と一緒に参加出来ない。こういう世界、こういう流れの中にいる。
事故の原因は、カラスが電柱の上に
民藝品のように創った営巣だと思った。
森が消失し住処を失ったカラスは街の中を彷徨っている。
カラスの二匹の雛が電柱の上の巣の中で、喉の皮を伸びきるほど天を仰ぎ泣き叫んでいる。
僕が駆けつけていた時には、停電は解消していた。
先に、駆けつけていた当番の部下がこう言った。
去年のGWもそうだった。僕ばかり事故の対応している。連休の時ぐらいはゆっくり休みたい。。
カラスも部下も、嘆いている。
生きずらくなってしまった社会の中で、
人がバラバラに孤独になってしまったことで、
集団がまとまらずに、不安になって、機能しなくなって、
みんなが、自分のことを嘆いている。
その世界にいる僕も、嘆いている。
皆んなが、穏やかに平和を感じていられていないことに、
この世界の現実を上手く扱えないことに。
それでも、僕は合宿に参加出来なくても、この現実の中にいなければいけないと思った。
僕が、雨ガッパを着て復旧作業を出来るわけではないけど、現場に駆けつけたことで、
カラスの雛になってみて、その呻きを聞いた。部下が吐露した嘆きを聞いた。
この世界で生きることの大変さを、思うことができた。
僕は、夢を見ている。
みんなが、人に優しくて、自分と違う人にも優しい言葉をかけたり、そんな寛容で優しい人たちで溢れる世界になる夢を
いつかの夢の中で、
『平和学をやるように』そんなお告げを聞いたようなこともある。
ミンデルなら、こういうだろう。
みんなが同じ夢の中にいて繋がっていることに、自覚しなさい。
みんなが、同じように優しい世界の夢を見ることで、現実の世界(コンセンサス リアリティ)が変わるなら、
僕は、現代のシャーマンとなって、この場を癒すための力をつけなければならない。世界の可能性は、僕の変容にかかっているのかもしれない。
この世界の辺境で、一人ひとりの嘆きを聞き、それを癒し、みんなが同じように優しい世界の夢見をしてくれたら、
優しい光に包まれた世界の変容を、みんなと共に夢見たい。
ミンデル15章からそんなことを妄想した。
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