ゆるいのびしろ
高齢になってからの環境の変化は心や身体への負担が大きい。認知症のリスクが高くなるから気をつけないといけない。
そのように 教えてもらってから20年が過ぎた。
そのような知識は当日働いていた介護支援センターでの事で 利用者さんの事例としての事。
自分には関係のない事だったのに
ここ10年間、身内に次々起こっていて
どうなんだろう。事前に全く知らないよりは
知ってた方が良いのだろう。
手を出せない事、手を出せる範囲が決まっている事 口も出さない方が良い事 沢山あるけど
何にしても
先月、高級な香り漂う有料老人ホームに引っ越した叔母はとにかく不満が多い。居心地良く過ごしていたところから、納得して越してきたはずなんだけど。
お気に入りのデイサービスはやめなきゃいけないし、持っていける物以外は処分しなきゃいけない。個室にキッチンと風呂がない。ベランダに植木鉢が置かない。
彼女にとってはあれもこれも諦めて妥協しまくり感覚だったようで、とにかく文句が多い。 引越しの決断についての後悔ではないところが偉いなぁ 、、 その分文句を言って発散しているのかもしれない などとも思う
お風呂の介助の方がとても親切だし上手で気持ちがよいのよ。 でも週に2回だけなのよ
人参が柔らかく煮えてなかったのよ 等々 言っては 仕方ないわね、慣れなきゃね と呟く。
認知症になるのは嫌。この施設でまともなのは私とあと少ししかいなくて、この間お話しした人は騙されてここに来たって言ってたわ
色々ありすぎて感じすぎてか 叔母はたまに話が混乱したり 急に怒り出したり
知らず知らず 認知症を引き寄せてしまってないか?と心配になる。 元々食が細いのに 口にあわないから、気に入らないからと食事を疎かにしない方が良い。 文句をいいながらも残さず食べてるといいな、、
整体を受けに行く前に予備知識
野口晴哉の 体癖 という本を買って読んでみていると、持って生まれた身体やその癖が性格にも影響しているらしい。 その種類は12くらいあって、脚にかかる重心やらで判別できるらしくて面白い。
整体についてのアレコレは横に置いておいて
基本 大抵のことはそもそも身体のせいなのねと思っておけば 嫌だなぁ、と思った時に
あー、なんであの人あんな性格なんだろう、ブツブツぐちぐち、、 と、一々思わない感じなくてすむし
これはいいかもしれない。
よく言われるのが
相手は変わらない。だから自分が変わらなきゃいけない
特に不快な相手に対して 考え方を変える努力をしてみたり、全く考えないようにする努力をしてみたり 自分にとって都合の良いやり方を色々試してきたけれど、
これは良いんじゃないかなぁ と思っています。
園芸福祉の活動をするうち必要を感じて介護の資格、傾聴の資格、今度はグリーフケアの資格の勉強をする事になりました。大切な人を失って 心が弱ってしまったときによかったら一緒にお花に触れませんか という
それだけなんだけど
その人の好みの花を考える時 身につけているものの色や雰囲気 持ち物 話している様子などからイメージしていたのですが、 体癖 という考え方を知る事でもう少し寄り添えるようになるかもしれない。
ちょっと楽しみ