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おにぎり屋さんの裏側全部教えます!

あなたは、「おにぎり」を愛し、その香りや味わいを人びとに広めたいと考えていませんか? この記事は、飲食店経験や調理師免許がなくても挑戦できる「おにぎり専門店」の開業について、ゼロから丁寧に解説します。

特に、現在飲食店を経営していて閉店を検討している方に向けて、新たなビジネスの可能性を探るお手伝いをします。


1. 私が「おにぎり専門店」を始めた理由

こんにちは。 この記事を読んでいるあなたは、もしかすると今、飲食店経営のことで悩んでいるのではないでしょうか。 客足が戻らない、経費がかさむ、未来が見えない──そんな思いを抱えているかもしれません。 実は、私もかつて同じように悩んでいました。

以前、私は居酒屋を経営していました。 しかし、コロナ禍でお客様が減り、このまま続けるべきか、それとも新しい道を探るべきか、何度も悩みました。 どうにかして「店を守りたい」「新しい形で再出発したい」と模索する中で、たどり着いたのが「おにぎり専門店」でした。

業態変更の時NHKに取材して頂きました

お米って、すごいんです。 日本のお米は本当に美味しいし、価格も他の食材に比べて安定しています。 そして、おにぎりは子どもから大人、年配の方まで幅広い世代に愛されています。

炊きたてのご飯はホントに美味しい

そんなお米を主役にしたおにぎりなら、「新しい挑戦」として大きな可能性があるのではと思ったんです。

もちろん、不安はありました。 でも、居酒屋で使っていた設備を活用すれば、そこまで大きな投資をしなくても始められることが分かりました。 夜型の営業から昼型に切り替えることで、より多くの人に親しまれるお店を目指せるとも感じました。

そして何より、お米と向き合い、地域の特産品を取り入れたおにぎりを作ることが、私自身の心を豊かにしてくれました。

もし、あなたが今、同じように悩んでいるなら、おにぎり専門店という選択肢を考えてみてほしいんです。 少しでも私の経験が、あなたのヒントになれば幸いです。


2. おにぎり専門店の魅力

おにぎりはシンプルながら奥深い料理です。 ご飯と具材、そして海苔が織りなす絶妙な調和は、誰もが親しみを感じる味わい。

そして、具材やサイズ、味付けを自由にカスタマイズできる「パーソナライズ性」が高く、子供から大人、年配の方まで幅広い世代に愛されています。

お子さんに人気のシャケ
小さいお子さんには塩むすび

さらに、おにぎりは季節の食材や地域特産品との相性も抜群。 地域の特色を活かしたユニークなおにぎりを提供することで、地元のお客様だけでなく観光客にも喜ばれる店作りが可能です。

おにぎり専門店は、初期投資が比較的少なく、シンプルなメニュー構成ができるため、初心者にも始めやすい業態といえます。 また、既存の飲食店からの転換も比較的スムーズに行えるため、現在の店舗を活かしながら新たな挑戦をすることが可能です。


3. 開業の動機と準備

動機

まずは、なぜ「おにぎり専門店」を開業したいのか、その動機を明確にしましょう。

  • おにぎりが好きで、たくさんの人にその魅力を伝えたい

  • 地域の特色を活かした商品を提供し、地域社会に貢献したい

  • 自分のペースで働けるビジネスを持ちたい

  • 現在の飲食店経営を新しい形で再スタートしたい


居酒屋からおにぎり屋に決意

準備

  1. 資金の確保

    • 初期費用や運転資金を計算し、無理のない範囲で資金計画を立てましょう。

  2. 物件選び

    • おにぎり専門店は小規模でも始められるため、立地が重要です。

    • 駅近や商店街、オフィス街など、ターゲット層が集まりやすい場所を選びましょう。

    • 賃貸料や運営コストも事前に確認し、無理のない契約を心がけてください。

    • スモールスタートを考える場合は、夜営業がメインの居酒屋物件を昼間利用する方法も検討しましょう。

  3. 必要な設備

    • 必要最低限の調理設備(炊飯器、作業台、冷蔵庫、保温ジャーなど)を揃えましょう。

    • テイクアウトがメインの場合、小規模な厨房でも問題ありません。

  4. 既存設備の活用

    • 現在飲食店を経営している方は、既存の設備や店舗レイアウトを活かしてコストを抑える工夫を。

    • 飲食店であれば、新たに炊飯器と保温ジャーがあれば大きな投資をせずに始められるのも魅力です。

  5. 衛生管理

    • 調理師免許がなくても、保健所の衛生管理者講習を受ければ飲食店を開業することができます。


4. メニュー作りのポイント

メニューはお店の顔であり、商売の核です。 お客様に「また来たい」と思ってもらうためには、魅力的なメニュー作りが欠かせません。

メニュー作りの基本

当店の人気おにぎり
  1. 看板商品を作る

    • お店の顔となる定番メニューを決めましょう。 たとえば、シンプルながら奥深い「鮭おにぎり」や、インパクトのある「卵黄醤油漬けおにぎり」など。

  2. 季節感を取り入れる

    • 季節ごとの旬の食材を活用したおにぎりを提供することで、お客様の興味を引きやすくなります。

  3. バリエーションを持たせる

    • 定番メニューに加え、地域の特産品を活かした商品や、健康志向の具材を使ったおにぎりもおすすめです。

    • お子様向け、ボリューム重視、ヘルシー志向など、ターゲット層に合わせた工夫を。

  4. 価格設定はシンプルに

    • お客様が迷わないよう、価格帯をわかりやすく設定しましょう。

    • コストをしっかり計算し、利益が確保できる価格を設定してください。

  5. 既存メニューのリデザイン

    • 現在の飲食店のメニューをおにぎり専門店向けにアレンジし、既存の顧客層を取り込む工夫も有効です。


次回は、具体的な営業戦略や集客方法について詳しく解説します。 「おにぎり専門店開業」に興味を持つ皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです!


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