宮脇 修一『「好きなこと」だけで生きぬく力~自分基準の仕事で世界一になれ~』(WAVE出版、2012年)を読みました。

フィギュアの海洋堂社長宮脇さんによる人生論。イノベーションは大衆のライフスタイルに価値を与えるものですがここで論じられるのはマニア向けの価値の創出です。でもこの二つの間にリアリティはあるのかと思わせるほど腹落ちの創造論でした。こういう組織を育む関西の文化は素敵だと思います。

本書より…

もちろん才能の芽というようなものはあっただろうけれども、当時の海洋堂という場の持つパワーが、彼らの才能を開花させたといってもいいと思います。そのくらい、場の持つパワーというのは、人を帰るエネルギーがある。
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ビジネスの場というのは、自分のいいたいことはすべていい、相手のいいたいことを聞いたうえで、話し合っていけばいいんです。相手に気をつかって、いいたいこともいえないなんてアホかと思います。
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自分が今やっていることが、未来をつくるんです。
だからこそ、どんなときでも、ジタバタし続ける。
日々、動いていれば、いつか突破口が開けるものです。
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結果はどうあれ、人から見れば無理なこと、馬鹿げていることができるかどうかが、仕事や人生に置いても案外大事なことだと思うんです。
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どうなるかわからない未来に、心配や不安といったネガティブな感情を持つくらいなら、いまを一生懸命に過ごしたほうが、よほど未来のためになると思います。

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