桶谷 功『「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング』(ダイヤモンド社 、2008年)を読みました。
マーケティングの世界のインサイトの事例を知りたく読んでみました。夜マック、AKB48など事例が沢山あり大変勉強になりました。
本書より…
インサイトは、プロポジションという解決策を出して、はじめて意味を持ちます。逆にいえば、インサイトがどんなに新しい視点を持っていても、プロポジションにつながらなければ意味がありません。実際の具体的なマーケティング活動に落ちていかないからです。逆に、インサイトなしでプロポジションだけを生み出した場合、一見おもしろい提案に見えたとしても、思いつきの域を出ない消費者不在のアイデアである可能性が高いのです。インサイトとプロポジションは、どちらが欠けても成り立たない車の両輪のようなもので、ひとつのセットとなって戦略の核をなします。