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大松孝弘, 波田浩之『「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方』(宣伝会議、2017年)を読みました。

広告、マーケティング業界におけるインサイトの教科書的な一冊です。目から鱗の連続で付箋だらけになりました。インサイトは現代人の一般教養ではないでしょうか。


本書より…

よく、採りあげられるのが、かつての米国の鉄道会社の事例です。自社の事業を「鉄道事業」として考えたために彼らは衰退してしまった。「鉄道事業」ではなく「輸送事業」と考えれば、顧客を他へ追いやることもなかった。つまりは、顧客を中心として考えず、自らの製品を中心に考えた結果だったこのように。記されています。
レビット氏は経営という視点から書いていますが、このようなことは経営にかかわらずビジネスのさまざまな局面ででよく見られます。人間はどうしても自分を中心に見てしまい、外へ目を向けて見ることが難しいからです。

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