小笠原和葉『これからの時代のための”ソマティックス“ ～ 身体とつながれば、ほんとうの自分とつながる ～』を読みました。

宇宙物理学を学んだ後、ボディワーカーとなった著者によるレクチャーノート。身体性の科学と実践がわかりやすく紹介されています。もしかしたら、ソマティックはこれから10～20年のキーコンセプトになるかもしれません。

本書より…

さらに、身体感覚に意識を向けながらていねいに動くことによって、脳の中で行われる動作の予測と実際の運動が照合され、この動作を行っているのがまぎれもない自分であること、自分がこの身体の主であることを感じる「自己主体感」という感覚が起こります。このことの人生への恩恵は絶大だと感じます。自分の人生が、自分のものであり、この人生を生きる主体である「自分」の存在に気づくことにもつながります。身体と出会うと自分と出会うです。