取引時間外のリスクの過大評価を狙うオプションストラテジー
前回は1DTEアイアンコンドルストラテジーのバックテストを紹介しましたね。結論は「リスクを大きくとることによって利益が増す」ということでした。文字通り、何百ものバックテストをしていて気が付いたのが、どうやら市場は時間外のリスクを過大評価している、ということです。これは利用しない理由はないですね。
今回はショートストラングル(コールプット両売り)で、リスクを多めにとって勝負してみましょう。2016年以降、ボルマゲドン、コロナショックなど多くのイベントがありましたが、はたして利益を出すことができるでしょうか。
基本は時間外のみを狙うので、損切や利確など一切必要ない、というかできません。しかし、テストの結果は、ボラの大きい場中を避けることによって、リスクを非常に小さく、利益を大きく出すことができる可能性を示唆するものでした。それではバックテストを見てみましょう!
注意:ここで紹介する手法は、「ストラングル(プットコール同時売り)」という、理論的リスクが非常に大きい方法です。バックテストの結果は非常によいのですが、リスクが大きい手法であることを理解してください。
オーバーナイトストラングルのバックテスト:
テスト条件
期間:2016年~
オープン:3:45PM
クローズ:9:45AM
手法:ショートストラングル(プットコール両売り)デルタ10, 15, 25, 35*(デルタ10のショートストラングルは、デルタ10のプットとデルタ10のコールを両方売ります。)
満期:1DTE (次の日に満期のオプション)*
枚数:1コントラクト
スリッページ:BidとAskの幅の真ん中より10%損する価格
取り引き手数料:$2
*毎日トレードができるようになったのは2022年です。
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