6/13 術後腰痛から「すべり症」発生

 手術から約半年、今のところ転移もなく、抗がん剤で髪の抜けた頭頂部も短いながら髪が生え……、安心していたら、術後の影響で腰の「すべり症」が発覚しました。

 術後は、内臓が癒着しないよう、ひたすら歩き、原宿まで歩いて往復して1日8キロ歩いたこともありました。開腹手術のあと、おなかが痛すぎて歩けず、初めてふくらはぎの筋肉がなくなり、ふくらはぎがプラプラになったときを思えば、我ながらよくここまで回復した、と勝手に満足していましたが、そうでもなかった。

 巻き肩がひどくなって、寝起きに肩の骨がゴリッとずれた音がしたのですが、まぁ寒かったから仕方ないのか、と思っていた私。にしても、もう6月。春越えて夏に向かってるっていうのにおかしい。ま、そこは置いといて……。腰痛は昔からだったけど、最近やけに痛い。椅子に座っているのもつらくなってきた。マッサージに行くのケチってたからかしら……。ますますひどくなり、座っていて立ち上がる時にひどい痛みが出るようになっていました。「もうすぐ恵比寿のエステの日が来るから」と思っていたけど、それもすっきりせず、旅に出てお茶を濁せるかと思ったら、そうもいかなくなってきた。

 ようやく整体の先生の予約デー。腰が痛いと話したら、
「あ、これ、すべり症。手術でハンモックの片側がはずれて腸とか内臓がドサッと骨盤に乗っかっちゃった状態で、妊婦さんみたいに反り腰になってるの。よく子宮取った人に多いんだよ。婦人科の先生に言われなかった?」
 なんとー! 腸の癒着防止に原宿まで往復8キロも歩いたのに。ダンスも行ったのになぁ。仕方ない。骨盤を調整してもらい、股関節のつまりを解消する体操を教えてもらい、帰りました。

 「腹筋をつけるしかない」と思って基礎バレエのクラスに行ったら、翌日、悪化。寝起きに起きることができない。椅子から立つことができない。立ち上がろうとすると足の付け根のすじにグキッと痛みが走り、恐る恐る立ち上がる状況に。まずい。もうこれでダンスもできないのか。
 慌てて次の日は、マシンピラティスのクラスを予約。私の通っているダンススタジオはストリートダンスからバレエ、ボクシング、ヨガ、ピラティスもあったので、入院であまっている回数券を活用。マシンの上に寝て足を動かしたりするので、府川重くないけど体幹にリーチして、帰りは少し楽になった気が。

 ところがまた腰も痛くなり、オイルマッサージに行くも変わらず。コルセットで固定しても、もうどうにもならなくなり、整体の先生のところに駆け込みました。
 結局、ちょっとだけ上向いたところを無理に動かしすぎて悪化。腎臓が弱りまくり。腰痛が悪化した結果、S字結腸も弱っていて、上から押されると悶絶。そういえば最近、便が細くなっていた。出し切れていないわけではないけど、なんか細いなと思っていたら、しっかり体の不調を示していたのです。

 そして、施術してもらったら、しゃがむこともできるし、立ち上がることも怖くない。ほっと胸をなでおろしました。
 普段は2カ月に1度のはずが、1週間に2回も整体に行く羽目に。
 頭ではもう大丈夫と思っていたのですが、体はついていかず、空回り状態。回復までの道はそう簡単ではないようです。

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