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がんをめぐる冒険(83)がんが見つかる前のダメダメな食とマインド

 銭湯の帰り「前は毎晩コンビニに通ってたな……」
 がんが見つかる前の生活はヤバかったなと思い出しました。
 毎晩、帰りがけに甘いジュースを2本(計1リットル)にヨーグルトやプリン、アイスなどのスイーツを買っていました。
 がんになって一転、コンビニに寄ることも少なくなりました。手術をすると、麻酔の副作用で強い吐き気に悩まされ、牛乳も飲めなくなって、断食で味覚全体が鋭敏になり、コーヒーも強く感じる。一時は日本茶も刺激が強くてダメでした。さらに、高気圧酸素治療の診察で脳神経外科の先生に「糖ががんのえさになる」と言われ、甘いものに手を出さなくなりました。
 別に暴飲暴食はしていたわけではないですが、毎日自分にごほうびあげないとやっていられないくらい追い込まれていたんだな、と今になって思います。当時は違う部署の仕事を無茶ぶりされ、毎日こなすには厳しいので作業効率化させてバージョンアップさせたのに、無茶ぶりしてきた役員からはネチネチからまれていました。そんなことで役員とぶつかるより、角を立てずにこなしていきたいと思っていたし、仕事で泣けるようなキャラでもないから、やるしかないと思っていました。

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