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日本的反合の着地点とは

日米のキャリアの作り方の比較をしながら古代の叡智について考えましたね。

日本ならではの反合となるとアメリカよりは工夫がいるかもしれません。

例えば、老舗企業では社員が本当に落ち着くまでには3度辞めるなんて言われています。

今の仕事が嫌になり、他にもっと良い仕事がありそうに思えて会社を辞めますが、そんなに良い仕事なんて沢山あるはずもなく、間もなくして失敗して元の職場に戻ってくるわけです。
しばらくすると、また面白くなくなって飛び出しますが、そんなことを繰り返し再三社長に詫びを入れて、ようやく自分の生きる道は今の会社だろうと腰を据えて働くようになるということです。
最近はアルムナイ採用も増えてきましたが、これこそまさに反合の日本的なキャリアと言えるでしょう。

キャリアもそうですけれども、日本でも離婚が増えてきました。
反合の術を家庭環境に当てはめるのであれば、婚前に結婚を数回試すようなことまで出てきそうなものです。
付き合った段階で同棲される方も増えていると言いますが、それもある種の反合だということでしょうね。
確かに物事には失敗したら取り返しがつかないこともありますから、最初の選択を誤らないために全力を尽くすということは分かります。
とはいえ、完全な男女が一緒になるということはこの世ではありえませんから、お互いに欠点だらけの男女がわずかに持っている長所を認め合ってお互いの決定をカバーしてあるような関係が持てると良いですね。
5回通っても10回変わっても人間そこまで大きく代わりませんし。

日本ならではの反合の術について考えていくのであれば、そういう着地点になるのではないでしょうか。
何でも考え方をそのまま輸入すれば良いというものではありません。
アレンジしていく必要がありますから、現代に自らの環境に即した学びが大切です。
見えない世界も含めて現実にプラスになるような学びに興味のある人はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。