相手を知るタイミング
選挙が終わり、新しい首相が決まったりすると、まず行われるのが閣僚の選定と言えるでしょう。
大臣として選ばれるのですから大変名誉なことです。
ニコニコなのか、にやにやとした顔なのかは人によるのでしょうが、首相官邸を出てくる新しい大臣たちは次々と記者会見室に現れて、興奮気味に意気込みを語ります。
もちろん、大臣たちはポスト就任を期待していたとは思われますが、心理的には突然のオファーですから、どうもまともな意見とは言えないような発言も多いです。
実際に、その人の専門知識とは畑違いの大臣に就任することも珍しくないですしね。
しかし、そんなハプニングのようなポストに就任することによる対応というものも、新大臣の人柄や能力というものを表現していると言えるでしょう。
視聴者にはその様子によってかなりの印象を左右するとも言えます。
鬼谷子は相手の甚だ喜ぶ時として、大事なところと位置づけています。
時が経ったことによって状況が変わり、責任を取らされてポストを去ることもあります。
その時の吐き捨てるような捨て台詞は、その人の人柄をはっきり表明しています。
鬼谷子はそれを甚だ懼るる時として、やはり大事なところと位置づけています。
人の感情が大きく動く時というのは相手を知るという重要なところだということですね。
見えるところの部分でも相手を知り交渉などに役立てることはできます。
古代から多くの人が戦略を考える上でそのようなことをまとめてきました。
見えない世界のことを含め、そういう叡智に興味のある方は是非一緒に頑張りましょう。
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これからも良い記事を書いていきます。