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密教とヨガ

密教において三摩地というのがあります。
これは修行者が精神集中することであり三昧とも言われます。
つまり、精神的な働きであり意密というわけです。

これらの身体、口、意識の働きを一体化して行われるのが、密教の三密の瑜伽修行です。
瑜伽というのは、現代的にいうとヨガのことです。

修行者が瞑想を通じて精神を統一し、絶対的な存在と合一になることで、自らの中に宇宙意識を見いだす方法です。

ヨガの歴史はとても古く、紀元前2000年ほどの昔にモヘンジョダロなどのインダス河の流域に栄えたインダス文明に起源を持ちます。
ヨガは仏教にその成立当初から取り入れられました。
中期の密教では重要な課題になりました。

密教の修行者は本尊の前に座り、口に真言を唱え、手に印を結び、心を一点に集中させて本尊をイメージし、両者が一体に溶け合うまで修行するのです。
そのようにして、修行者は父母から受けたその体のままで、現世において悟りを得ます。
即身成仏ということです。

ヨガに関しては美容であったりフィットネスであったりと現実的なことしか行っていません。
しかし、本来は見えない世界へ向けた修行だったのです。
見える世界のことばかりが抜き出されてしまっていますが、身近なことも見えない世界とは繋がっているわけですから、そのような学びに興味のある方は是非一緒に頑張りましょう。


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てる子先生の八咫烏魔法学校
これからも良い記事を書いていきます。