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2💰資金管理の欠如~過剰自信と損失回避を乗り越える~
以前の記事で
「負ける要因を20個まとめてみました!」
の中1つに、
💰 資金管理の欠如
を取り上げました。
今回はこの
に焦点をあて記事を書いていきたいと思います。
もちろん様々な要因があるとは思いますが、
もっとも当てはまると考えられるのは、
#心理学的要因 ではないかと考えられます。
特に、
過剰自信(オーバーコンフィデンス)
損失回避(ロスアバージョン)
感情の影響
この3つです。
資金管理の欠如とは
![](https://assets.st-note.com/img/1708078839034-lfurP9qlmD.png?width=1200)
まずは資金管理の欠如そもそもどのようなことを指すのかを説明していきます。
FXトレーディングにおいて「資金管理の欠如」とはトレーディングで生じるリスクを適切に管理せず常に利益の最大化だけを考えることを指します。
また損失を最小限に抑えることも無視することです。
このスキルが欠けていると、トレーダーは過度のリスクを負い、資金を迅速に失う可能性があります。
ゆえに、かきのような問題に直面することがあります
過大なポジションサイズ
損切りの遅延
リスク管理の欠如
資金管理の具体例
良い資金管理の例を3つ挙げます。
ポジションサイズの計算
まずはポジションサイズです。
トレーダーは自分の取引資金に対して、取引ごとにリスクの金額をしっかりと計算してから行います。
%で行うのが一般的です。
例えば、100万円資金で取引をする場合、1万円から2万円のリスクを超えないようにポジションサイズを調整しようなどです。ストップロスの設定
次にストップロス( #損切り も含む)です。
市場が予想と逆方向に動いた場合に備えて、取引を開始する際には必ずストップロスを設定します。
これにより、損失がある程度までに限定され、資金の枯渇を防ぐことができます。リスク報酬比の利用
最後に紹介したいのが、リスク報酬比を考慮して取引をすることです。
例えば1:3のリスク報酬比を目指します。これは、1万円をリスクにさらすことで、3万円の利益を目指すことを意味します。
ただ資金管理が出来ない方は、損失が膨らんだ際に
「きっと回復する」
と考え、逆に利益が含み益が少しでも出たら予想より早く、決済してしうことです。
本題!資金管理の欠如の3つの要因
![](https://assets.st-note.com/img/1708078871611-ucaaIAF49E.png?width=1200)
ではこれから
「 #過剰自信 」
「 #損失回避 」
「 #感情の影響 」
これら3つの心理的側面と具体例を通じて、FXトレードにおける心理学の影響を詳しく解説します。
過剰自信(オーバーコンフィデンス)
![](https://assets.st-note.com/img/1708078890189-2MT89kABEm.png?width=1200)
過剰自信は、トレーダーが自己の判断や能力に対して過度に信頼を寄せ、その結果としてリスク管理や資金管理を軽視する傾向です。
過去に成功した経験が未来の成功を保証するわけではありませんが、過去の成功体験により、自分の予測や判断が常に正しいと信じ込んでしまうことがあります。
具体例
トレーダーが、過去に特定の通貨ペアで大きな利益を得た経験から、同じ通貨ペアで再度取引を行う際に、市場分析やリスク評価を十分に行わずに、大きなポジションを取ることがあります。
しかし、市場環境は常に変化するため、過去の成功が同じ結果を保証するわけではなく、この過信が大きな損失につながる可能性があります。
損失回避(ロスアバージョン)
![](https://assets.st-note.com/img/1708078905110-1o6aOuwOxa.png?width=1200)
損失回避は、人が損失を避けるために不合理なリスクを取る心理的傾向です。
特に、既に損失が発生しているポジションを、損失を受け入れて早期に閉じるのではなく、市場が回復することを期待して保持し続ける行動が見られます。
具体例
トレーダーがあるポジションで損失が発生しているにも関わらず、そのポジションを閉じずに保持し続けることがあります。
例えば、10万円の損失が出ているが、市場が反転し利益に転じることを期待して、さらに損失が拡大するリスクを冒してでもポジションを保持します。
結果として市場が回復せず、損失がさらに増大することがあります。
感情の影響
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感情は、トレーダーの判断を曇らせ、衝動的な取引や計画されていないリスクの取り方につながることがあります。
特に、ストレスや欲望が資金管理の原則を無視させる原因となります。
具体例
ストレスを感じているトレーダーが、冷静な判断を欠いて、予め設定したリスク管理のルールを無視して取引を行うことがあります。
また、大きな利益を得ようという強い欲望に駆られ、許容リスクを超えるポジションを取ってしまうこともあります。
例えば、通常は取引資金の1%をリスクにさらすべきところを、10%ものリスクを取ってしまうなどです。市場が不利な方向に動くと、この衝動的な決定が重大な損失を引き起こします。
まとめ
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いかがだったでしょうか。
FXトレーディングでは、「資金管理の欠如」が多くのトレーダーが直面する主要な問題です。
これはリスクの適切な管理と損失の最小化を怠ることにより、過度のリスクを負って資金を迅速に失うリスクが高まることを意味します。
適切なポジションサイズの設定、ストップロスの使用、リスク報酬比の考慮は、賢明な資金管理の基本です。
また、過剰自信、損失回避、感情の影響といった心理的要因が資金管理に悪影響を及ぼすことがあります。
これらはトレーダーがリスク管理をおろそかにし、最終的には資金損失を引き起こす原因となります。
FXトレードの成功は、技術的分析や市場の知識だけでなく、自己管理と心理的強さにも依存します。
継続的な学習と自己制御を通じて、トレーディングスキルを磨き、長期的な成功を目指してください。
前向きな姿勢を保ちながら、頑張ってください!
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