プリン日記102(カフェ&レストラン ドルフィン)
2024年11月3日(日)、快晴…。ちょっと前まで雨の予報だったのに、さすが晴れの特異日…。
以前から行きたかった旧根岸競馬場一等馬見所を撮影し、根岸駅方面に坂を下って行った。
このあたりは、大学時代の友人Hクンが住んでおり、確かユーミンの「海を見ていた午後」の歌詞に出てくるレストラン「ドルフィン」があるということを彼から聞いていた。
iPhoneでGoogleマップを見ながら歩いていると、その「ドルフィン」のすぐそばを通ることに気付いた。寄るつもりは全くなく、どんな感じが見るだけ見ようと思い、行ってみた。
立て看板にOPENカフェとあるので、お昼過ぎでお腹も空いてきていたこともあり、フラフラと店内に入っていた。
するとシュッとしたお兄さんが出てきて、いらっしゃいませ、と言われてしまった。あいにくランチは満席ですが、軽食であればご案内できますと言われた。どういうメニューなのか聞くと、少々を待ちくださいと言われた。
1Fも客席なのであろうが、そこまでの需要はないのか、この日は使用されていなかった。しばらくするとお兄さんが現れ、軽食でもドリンク付きで2,800円するという。高いなぁ、と思ったがもう2度と来ないかもしれないし、まあいいか、と思い、席にご案内いただいた。
2Fは海が見える素晴らしい雰囲気であった(ように思えた)。海が見える景色に慣れていないからであろう。とてもいい雰囲気である。
メニューを再度確認すると、何とデザートのページにプリンがあるではないか…。これはオーダーするしかない!900円なのでランチで4,000円近く使ってしまうことになるが、もう2度と来ないかもしれないにでここは迷わずオーダー…。
壁側は鏡張りになっている。席空いているじゃん…。右端にカメラで撮影する自分が映っている。右下に自分のカメラリュックが写り込んでしまった。
お客さんは、カップルか、老夫婦か、家族か、女性二人組で、一人の客は自分一人であった。
軽食はスープとサラダとポテトバゲット。美味しい軽食である。ポテトは結構重いので、年寄りはこれでお腹いっぱいである。もうずいぶん前の話であるが、スウェーデンに出張で行った時に、ランチで勧められるままにポテトを食べたら食べ過ぎて、ひどい目に合ったことを思い出した…。
店内ではBGMが流れているのであるが、たまにユーミンの「海を見ていた午後」がかかる。やや頻度が多いなぁ、と思い、ネットで調べてみると、「ドルフィンソーダ」または、同様に曲をイメージしたカクテル「海を見ていた午後」の注文があると、店内BGMに「海を見ていた午後」の曲がかかる、と書いてあった。
周りのテーブルをよく見てみると、ソーダを飲んでいるお客さんが結構いる。どうりで「海を見ていた午後」がかかっていた訳である。
そしていよいよプリンが供された。
海が見えるこんないい雰囲気の中で、一人でプリンを食べられるなんで、なんて幸せなのだろう。
供されたプリンをよく見ると、チョコレートがトッピングされている。
向きを反転させると、イルカの形をしたチョコレートである。ホイップクリームの波の上を泳いでいるように見える。
プリン自体はかためだが、ややモッチリ感がある。カラメルソースとの相性もよい。見た目のつやつや感も素晴らしい…。プリンを期待せずに入店し、メニューに載っていた時の喜びを感じ、そして実際に味わう満足感、よい雰囲気、この時の自分はかなりニンマリしていたであろう。
1Fで会計を済ませると、入り口の脇に来店した有名人のサインがたくさん置いてある。
調べてみると「海を見ていた午後」が収録されているユーミンのアルバム「MISSLIM」がリリースされたのは1974年10月5日とある。なんと50年前もである。50年前のメニューにプリンはあったのだろうか…。
カメラ / レンズ:ライカM11-P / SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.