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川越散歩

2021年5月1日(土)、25年半ぶりに川越に行ってきた。目的は、SNSで気になっていた写真ギャラリーを訪問するためである。調べてみると前回川越を訪問したのは1995年10月10日で、結婚する前の家人と友人夫婦と一緒だった。その時は車で行ったのだが、やたら混んでいたという記憶しかなく、どのようなところだったのかという印象がないので、テレビなどで見る街並みの印象しかない状態であった。
訪問するのは大村さんという写真家の方が立ち上げたCloud Galleryで、ゴールデンウィークにちょうどご本人の写真展を開催するということで、行ってみることにした。川越であれば撮影もできるであろう、カメラとレンズ数本を持って出た。
武蔵境から中央線で国分寺に出て、西武国分寺線に乗り換え東村山に出た。このルートは、これまで所沢近辺で仕事した時の帰りに利用するルートである。東村山からは西武新宿線で終点の本川越に向かう。
本川越からギャラリーに向かう途中にある「川越熊野神社」に立ち寄った。

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鳥居の向こうに「なぎの輪くぐり」が見える。なぎの輪くぐりは、8の字に3度くぐり抜けなければならないらしく、これをやりたい人が行列を作っていた。

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自分は参拝を済ませ、御朱印をいただく。

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コロナ禍で手書きの御朱印対応をしない神社が多い中、この神社は御朱印帳への手書き対応を行っていた。やはり手書きの御朱印はうれしいものだ。

神社を出てすぐにギャラリーに到着した。展示されているのはモロッコの写真であった。SONYのαとコシナのレンズで撮影したとのことで、非常に色鮮やかで美しいプリントであった。美しいカラープリントの自分のイメージとしては、かつてあったフジのクリスタルプリント(という名称だったと思うが…)のようなピカピカの光沢面のプリントのイメージであったが、今回のプリントはマット面であった。にもかかわらず異常なほど美しく、まるで撮影時のカメラのファインダーの中を見ているような気がした。別世界であった。
大村さんにお聞きすると、プリンターの人の技術でここまで美しく仕上がるらしい。ご本人曰く、モノクロプリントの方が得意なんだよ、と仰ってバックヤードから前回展示していたモノクロプリントを出してきてくれた。これもまた美しいプリントで(語彙力と表現力がないため美しいとしか書けない)、これもまた別世界であった。これも焼く技術なのであろう。一緒にお話をしていたお客さんが、今度ギャラリーで写真展を行うということであった。自分にも今度ここで写真でをやりませんか、という恐ろしいことを仰っている。写真展は観るものであって、自分でやることなど考えたこともなかった。漫然と場当たり的に写真を撮っている自分には無理であろう。しかし、カメラだレンズだと言っても、最終的には写真というアウトプットなのだと仰る。SNSという狭い世界だけではなく、写真展をやると世界が広がるという。そうなのだろうと思うが、今の自分には無理であろう。ただ長期的には考えてもよいのかも知れない、と思った(でもそう簡単ではないだろう)。
ギャラリーには、たくさんのカメラとレンズが置いてあるというか陳列されている。好きな人にはたまらないものがたくさんある。コシナの最新レンズも大体あるということで、何本か出して見せて頂いた。
自分のEOS Rに「驚くべき解像力」と言われているAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VMを付けさせていただいた。このレンズでAPO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mountを撮影したのが下の写真である。

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フルサイズMマウントセンサーに最適化されているということであるが、EOS Rで撮影しても確かに解像力が高い(気がする)。こういう遊びもこのギャラリーではできるのか…。でも大村さん曰く、写真はアウトプット、あまりカメラだレンズだと行き過ぎるのはよろしくないという耳の痛いことも仰っていた。

また機会を見て訪問させていただきたいとお話しして、ギャラリーをお暇した。ギャラリーを出て、適当に写真を撮影しながら歩く。目的地は川越氷川神社だ。

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そのうちテレビなどで見覚えのある建物が見えてきた。

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時の鐘というらしい。

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ここでCANON 50mm/1.2からNewFD20-35mm F3.5Lに付け替える。こういう建物はどういう撮り方をすればいいのかわからない。

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途中にいい具合に錆びた倉庫があった。撮ってどうなるもんでもないが…。川越氷川神社に向かう。

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ここは比較的大きい神社だ。巨大な鳥居がある。

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超広角持ってきてよかった。50mmではどうにもならない。20mmか21mmくらいの単焦点レンズ欲しいなぁ。

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絵馬トンネル…。

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境内にある護国神社。こういうのはF1.2レンズの得意技か…。

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帰路も適当に撮り歩く。近場にはない建物が多いので、それなりに撮影する気分にはなるが、やはり場当たり的な撮影となる。川越氷川神社に向かう途中で見かけたカフェに入る。目的はプリンだ。

プリンを食べて満足し、駅に向かう。プリンを撮影するためにRF50mm F1.8 STMに付け替えたのをさらに別のレンズに付け替えるのが面倒だったので、そのまま歩く。

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米屋さんというのは割と印象的な意匠が多い気がする。

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5月である。

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こういう写真、よくレンズの作例写真にある気がする。これは人の家のガレージ。

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最後はギャラリーのほぼ向かいにある履物屋さん。これからの季節、草履はいいかも…。

川越、ギャラリーもあるし、もう少し下調べしてまた来るのがいいかも…。ただし写真展をすることにならないように気を付けていれば…。


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