Elmarと散歩(野川~はけの道)
22年前の1998年11月8日は忘れられない日だ。初めて「ライカ」を購入した日。購入したのはライカM3とElmar50mmf2.8。カメラは1955年製だが、レンズは1958年製と少しズレがある。レンズの方はライカM2と時代的には合うのだが、「チョートクのカメラジャーナル」の表紙をM3とElmar50mmf2.8が飾った号があって、それがカッコよく影響された。
↑ 野川:ISO100 F2.8 1/800sec
22年前に初めてM3+Elmar撮影したフィルムは、レンズの沈胴の引き出しが完全ではなく、ピンボケで失敗という情けないスタートとなった。
↑ 野川:ISO100 F16 1/25sec
その後は、赤ん坊から成長していく長男や長女のスナップや近所の写真、釧路の出張に持参して釧路湿原を撮影したりもした。購入した時点ですでに製造後40年経過していた訳だが、M3での撮影における軸となるレンズとして活躍してきた。
↑ 小金井新橋:ISO100 F2.8 1/1000sec
購入後22年の記念日にEOS Rに装着して持ち出した。M3に付けて持ち出すべきであったが、フィルムの入ったM6もあったので、この記念日に始めてデジタルで使ってみることにした。
↑ 野川:ISO100 F8 1/400sec
Elmarは最短撮影距離が1mなので、絞り開放で背景ぼかした花の写真を撮ろうと思っても、寄れないので安易にバックをぼかした写真を撮るのは他のレンズよりも難しい。
↑ 野川:ISO100 F8 1/125sec
絞ると非常によく写る。62年前のレンズなので、レンズを透かして見ると少しクモっているしチリもある。でも結構しっかりと写ってくれる。
↑ 野川:ISO100 F8 1/250sec
今月の土日の天気はどうもイマイチで、晴れていると思ってカメラを持って出かけると曇ってしまい、すっきりしない。ピーカンの日にも持ち出してみる必要がありそうだ。絞って撮ってカリカリの写真が撮れるのかな…。
↑ 野川:ISO100 F8 1/80sec
↑ 野川:ISO100 F2.8 1/320sec
この花の写真の描写は、初めてM3で撮影した時のことを思い出す。
↑ 天神橋:ISO100 F8 1/160sec
都下も少し紅葉になってきて、ようやく秋の雰囲気が出てきた。
↑ 小金井自動車学校:ISO100 F2.8 1/640sec
↑ 小金井自動車学校:ISO100 F2.8 1/320sec
秋桜ももう終わりだ。
↑ 小金井神社:ISO100 F2.8 1/50sec
↑ 小金井神社:ISO100 F2.8 1/1600sec
↑ 小金井神社:ISO100 F2.8 1/25sec
↑ はけの小路:ISO100 F2.8 1/15sec
開放でf2.8くらいの方が、無理やりボカしている感がなくていいのかも知れない。
↑ ムジナ坂:ISO100 F2.8 1/20sec
ムジナ坂は、これまで何度も撮影しているが、50mmで撮るのは初めて…。この構図も初めてで、50mmだったからこそ撮れた写真かも。秋の薄暗い感じがイイ…。
↑ 西武多摩川線トンネル:ISO100 F2.8 1/20sec
いつもなら上を走る電車と撮影するところだ。
↑ ICU(国際基督教大学)敷地内:ISO100 F2.8 1/10sec
これはICU15番遺跡の坂のところで、金網の合間にレンズを突っ込んでICUの敷地内を撮影したもの。ICUの敷地は相当広いので、敷地内をここ前来る人などいないだろう。雰囲気はいい。
今回、久しぶりにElmarを使ったが、これで人物を撮影してみたくなった。といってもモデルになってくれる人はいないだろう。それにこのレンズはやはりM3やM2に付けて撮りたい。EOSにはなんと似合わないことか…。
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