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古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」(3回目)

2022年8月6日(土)、古屋誠一さんの写真展の最終日だ。もう一度プリントを見ておきたいが3回も行くか?…、と思いつつ、やはり出かけることにした。

1回目は6月11日、2回目は7月9日、そして3回目は8月6日だから、ほぼ1か月間隔で見ていることになる。一つの写真展を3回も見に行くのは初めてだ。やはり自分の中に何か響くものがあるのだろう。
今日は、久しぶりにライカM6にモノクロフィルムを詰めて携行した。

いつも撮影する工芸大の裏の方にある坂

いつもの工芸大の裏にある坂を撮影する。今日撮影して気付いたのだが、この写真の中央にある白い高層ビルは初台にある東京オペラシティだ。行ったことはない。昨年入院していた武蔵野陽和会病院の4Fリハビリ室のバルコニーから見えていたのがこのビルであった。

バルコニーは東側にあったので都心の方向をみることができた。ただ新宿の高層ビル群を高い木が邪魔してみることができなかったため、最初はこのビルが池袋のサンシャイン60なのではないかと思っていた。しかしどうも方向が違う気がして、iPadでGoogleマップを見ながら同定したのだった。

今日はちょっと違う構図で…

写大ギャラリーに上がる階段の手前のスペースが工事中で、いつもの立ち位置から写真が撮影できなかった。

最終日のせいか、ギャラリーは常に7,8人がいる状態であった。今日もじっくりとプリントを見る。3回目なので展示されている写真はわかっている。今日は、写真の中のクリスティーネを見ているうちに、夫にこんなにいつも撮影されている時、どんな気分あったのだろうということをずっと考えていた。

次回は秋から展示があるというので、その時はどのようなことを考えてプリントを見ることになるのか楽しみだ。

路地の小さい階段

この階段は、中途半端感がいつも気になっていた。

中野坂上上空を飛行する旅客機

中野坂上駅に戻ると、数分間隔で旅客機が上空を飛行している。羽田に着陸するのだろう。ここでまた入院していた時のことを思い出した。リハビリ室のバルコニーから頻繁に羽田に着陸するために飛行している旅客機がよくみえたのだった。その様子を眺めながら、自分がまた飛行機に乗れるのは一体いつの日になるのかを考えていた。

退院後、飛行機にはまだ乗れていない…。ちなみに写真を拡大してみると、写っている飛行機はルフトハンザであった。ドイツから飛んで来たのかと思うと、いずれ海外にも行きたいと思うのであった…。

カメラ:EOS R, レンズ:RF35mm F1.8 MACRO IS STM

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