CANON 50mm F1.2と散歩
今月初めに後輩Af氏から借りたキヤノンの50mmF1.2をなかなか使う時間がなく、年内にどうしても使ってみたかったこともあり、大掃除が落ち着いた12/30の午後、買い物と所用を済ませがてら、持ち出した。
このレンズは大口径でもあり結構重く、作りはとても良いと思う。純正フィルターも枠とフィルターのガラス面が面一になっていて上品だ。発売年月 は1956年(昭和31年)9月だが、保存状態がよくとてもきれいだ。その佇まいと開放で使った時の暴れっぷりの差があると面白いなぁ、などと思いながらアダプターを二つ使用してEOS Rに装着した。
レンズの鏡胴が太いのが幸いしてか、EOS Rに付けるとかなりカッコいい。フードを付けると完璧だ。先週発売になったRF50mm F1.8 STMを買おうと思っていたのだけど、予約はしていなかったため来年に持ち越しとなってしまったが、このレンズがあれば楽しめそうだ。カメラを提げてホームセンターに向かった。
いつもの水道の蛇口。F1.2開放で撮影する。
最短撮影距離が1mなので、グッと近寄ってバックを大きくボカそうと思っても、どうもうまくいかない。
思いっきり逆光なので、ゴーストが出てヌケが悪いが、まあこれはこれでいい味だと思う。
このバス停は無くなってしまう。これからの世の中は、いろいろ増えていくのではなく、減っていく方向になっていくだろう。
一旦帰宅し、別の所用に向かう。椿が一凛咲いていたので撮影する。
ヨシケイの駐車場。同じ車がたくさん並んでいて、こういう写真って作例でよくあるな、と思いながら撮影する。
帰りに近所のスターバックスをF1.2開放で撮影する。レンズのオーナーが言っていたとおり、左右の車のテールライトのコマ収差がスゴイ。これでイルミネーションを撮影したら周辺部はすごいことになるだろう。
F5.6まで絞ると結構シャキッとする。持っている「季刊クラシックカメラ6 特集:キャノン カラー時代の覇者」という雑誌の「キヤノンF1.2レンズクロニクル」というコーナーにこのレンズの作例が載っているのだが、被写体はモデルのオネエサンなのでいい感じで写っている。
もうオネエサンを撮るようなことはないのが残念だが、2021年のスタートもこのレンズからとなるだろう。