野川の紅枝垂れ桜2
2023年4月1日(土)、2週間前に行った町田市の五反田谷戸にある樹齢約200年の畔桜を見に来たかったのだが、入院していた父親が午前中に退院するので、ちょっと時間的に厳しく、午後に小金井市内の野川にある紅枝垂れ桜の様子を自転車で見に行くことにした。
自分の読みでは、これまでの経験から1週間後くらいが満開ではないかと考えていた。そこで開花状況調査のつもりで、SIGMA fpにエルマー50mmF2.8を装着して出発した。
このエルマーは1998年にライカM3と一緒に購入したもので、すでに四半世紀一緒にいることになる。1958年製なので65年前のレンズである。
いつもと逆のコースで向かう。ICUの裏手から回り、坂を下って野川沿いに出る。F8まで絞って撮影すると、現代のレンズと遜色のない描写が得られる。
これもF8、よく写る。
小金井神社近くの天神橋。ソメイヨシノはかなり散ってしまっている。
F2.8開放。風で枝が揺れるのでピントが合わない…。
紅枝垂れ桜がかなり咲いていたので、これは中前橋と小金井新橋の間の紅枝垂れ桜もかなり咲いているかもしれないと思い、中前橋に向かう。
中前橋に到着すると、結構開花しているではないか…。橋の上は、撮影スポットだ。8分咲きくらいであろうか。開花調査のつもりだったので、EOS Rを持ってこなかったことを後悔する…。来週であれば後輩af氏から借りているローライフレックスも投入しようと思っていたのだが…。
SIGMA fpで頑張ることにする…。
いつも撮影するミラー。まだ満開ではないので、ミラーの中の桜も今一つ…。
開放でも撮ってみる。フードはしっかり付けているが、ちょっとフレアっぽい感じか…。
これも開放。F2.8と控えめなので遠景は大きくはボケないが、雰囲気としてはイイ…。
逆光にならなければ何の問題もない。
順光であれば、65年前のレンズで撮影したとは思えない…。
オールドレンズっぽい描写かな…。
絞るとかっちり写る。
この下でお弁当を食べたい…。
これまでの経験から、紅枝垂れ桜は1週間くらいはもつので、来週末も花見が楽しめるかもしれない…。
帰りに国立天文台の桜をチェックする。
天文台の正門から正規の見学ルートで入っている時間はなかったので、裏側に回り、柵越しにチェックする。遠めだが満開かも…。例年天文台のソメイヨシノは、周辺よりも1週間程度開花が遅いのだ…。
でも来週末には散っているだろう。シロートの開花予想はあてにならないことを実感した。毎年のことだが…。
カメラ / レンズ:SIGMA fp / Elmar50mmf2.8