三鷹跨線人道橋
後輩大坂クンからお借りしたCANON 50mm F1.2の影響で、開放F値が1.2のレンズが1本欲しくなってしまった。EOS Rで使用するので、FD 55mm F1.2 S.S.C. ASPHERICALとかNewFD50mmF1.2Lがいいなぁと思っていた。ところが昨今のオールドレンズブームによる価格高騰で前者は50万円くらい(数年前は7-8万円だったと思ったが…)、後者も10万円くらいはするのと、モノがなかなか見つからないという状況にある。
ただ50mmはちょっと画角が狭いなぁ、と思うことが多く、40mmくらいがちょうどいいのではないかと思い始めた。ライカで40mmを使う場合、フレームが出ないが、ミラーレスで使う分には全く問題がない。50mmは3本あるし、35mmもNOKTON classicを含め4本ある。40mmはEFのパンケーキがあるがF2.8なので、Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VMをお迎えすることにした。ライカで使用することもできるし…。
このレンズが出た当時のFILM CAMERA STYLEの表紙をM6と共に飾っていたので、本棚から引っ張り出してきて、自分のM6に付けて再現してみる。
実際にはEOS Rの常用レンズにしようと思っているので、こんな外観になる。RFマウントは径が大きいので、太いレンズは似合う。
2021年9月24日(金)、以前から話題になって三鷹電車庫にある跨線橋の取り壊しが決まったというので、様子を見に行くことにした。
前回は今年の1月16日(土)に行っている。
太宰治が愛したということでも有名な跨線橋である。長男が子供の頃はよく連れて電車を見に来たものである。
2001年5月、何と20年前の写真。IXY DIGITAL300(200万画素)で撮影。
まだオレンジ電車だ…。
とりあえずNOCTON 40/1.2で撮影してみる。
どうしても開放で撮りたくなるので、跨線橋の記録を残すという感じの写真にならない。なので持参したAiニッコール28mmF3.5Sに交換する。このレンズはタイに赴任している友人から借りているもので、よく写る。
こうやって見ると結構錆びていて、老朽化が激しい…。
ちょうど通常のE231系ではなく209系がやってきた。これ、走ってる編成は少ないはず…。
土日を避け平日の夕方に来たのだけど、結構人がいる。撮り鉄の若い人、小さい子を連れたお母さんたち、犬の散歩をしている人など…。
NOKTON 40/1.2で撮ると、一気に幻想的になる…。
金網にピントを合わせ、遠景のE353系をぼかして撮る。開放だとぼけ過ぎてよくわからない写真になるのでF5.6くらいまで絞るとこうなる。
E353系がよく通る。そういう時間帯なのかな…。
今時、置きピンで特急列車を撮影するヤツはオレくらいだろう…。
跨線橋の細かいデティールを一所懸命に撮影している人もいた。本当に記録として撮っておくのだろう。個人的にも思い出のあるこの跨線橋…、撤去されてしまうのは残念だ。太宰も泣いているに違いない。撤去が始まるまでにまた来れるだろうか…。