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河口湖~本栖湖~精進湖

2024年11月27日(水)、10月に会議で出勤となったため取得できなかったフリーバカンスが1日残っていたので、ようやく取得した。家人と紅葉を観に行こうという話をしていて、少し前までは雨の予報だったのでがっかりしていたのだが、雨は明け方までに上がり、好天となった。
候補地としては長瀞や丹沢湖、奥多摩などが挙がっていたが、河口湖に行くことになった。
富士五湖近辺は50年以上関東に在住していると何度も行ったことがある訳だが、調べてみると10年前にやはりフリーバカンスで一人で紅葉の撮影に来ていたことがわかった。

8:30頃に自宅を車で出発し、調布ICから中央道で西に向かった。おおむね天気は良好であったが、途中上野原近辺はものすごい霧で、これは行き先の判断を誤ったかと思ったが、大月を過ぎて都留市に入ると快晴となり、富士山が巨大な山容を現した。

まず最初に向かったのは、河口湖もみじ回廊…。

河口湖もみじ回廊

ここは10年前にも訪れた場所で、10年前の時点でかなり外国人観光客が多かったという記憶があったが、今回は9割方が外国人の印象であった。

河口湖もみじ回廊

様々な人種がいることにはいたが、とりわけ中国人が多い印象で、ここは中国なのではないかと錯覚するほどであった。日本語はほとんど聞こえてこない感じで、たまに日本語を聞くと、ああ日本人もいるなぁ、という感じである。

河口湖もみじ回廊

事前の印象では28mmレンズで撮影するのがいいと思っていたのだが、ライカのブライトフレームで確認すると、どうも28mmだと画角が広過ぎる感じなので35mmで撮影することにした。

河口湖もみじ回廊

こういう観光地の紅葉も美しいけど、本当は山奥とかに行った方が人もいなくて静かでいいのだろう。ただそこまでできないのが情けない感じである。

河口湖もみじ回廊
河口湖もみじ回廊

紅葉の間から富士山を望む。ついこの間初冠雪と言っていたが、すっかり白くなっている。

久保田一竹美術館の庭園
久保田一竹美術館の庭園

もみじ回廊の奥にある久保田一竹美術館の庭園で、池の水面下や地面の紅葉も撮影する。美しい…。

河口湖もみじ回廊
河口湖

もみじ回廊を出て、道路を越えて河口湖側に行ってみる。ここも外国人だらけで、ほぼ全員がスマホで撮影している。Instagramに上げるのだろう…。

次に向かったのは大石公園。もみじ回廊から2km弱である。
ここも10年前に訪れた場所である。すでに駐車場は満車で、200mくらい離れた臨時の駐車場に車を駐めた。平日でこれほどの混雑だと、土日は一体どうなっているのだろうか…。

大石公園

以前はコキアなどなかった気がするのだが…。観光客を呼べるように整備を進めているのだろう。

大石公園

外国人にiPhoneを手渡され、撮影を頼まれた。聞いてみるとフィリピンの人であった。

大石公園

この時期は太陽の高度が低いので、正午近くでも紅葉と富士山を同じ画面に入れようとすると、35mmレンズでは太陽が画面に入ってしまう。50mmレンズに交換しようと思いリュックを開けると、入っていない…。
プリンを撮影することを想定して、40mmレンズは入れたのだが、50mmレンズは置いてきてしまったのであった…。車だから荷物にならないのに…。普段からボーイスカウトのモットー、「そなえよつねに」を意識しているはずなのだが、まだまだアマいのであった。

お昼を過ぎたので、下調べしておいたカフェに向かうことにした。もちろん最大の目的はプリンである。

プリ活も無事終了し、満足した気分で本栖湖に向かう…。

富士山絶景ポイント

ここは車かバイクでないと来るのが大変なので、外国人はほとんどいなかった。先ほど逆で、ここは35mmレンズだとあまり広く撮れないので28mmレンズに交換する…。

富士山絶景ポイント

もう少し広い画角のレンズが欲しいところである…。24mmくらいが妥当か…。だったらEOSにズームレンズを付けて持ってくればいいだけの話なのだが…。

富士山絶景ポイント

ドウダンツツジとのコントラストがイイ感じである…。

撮影の図

家人がスマホで撮影している姿をちゃっかり撮影していた。ライブビューで水平を取りながら撮影している。髪の毛が立っているのは、風が強いせいにしておく…。

続いて精進湖に移動…。

精進湖

日が傾いて、精進湖はすでに日陰であった。もちろん対岸と富士山には日が当たっている。
精進湖には苦い思い出がある。ちょうど28年前の1996年11月、家人と二人で富士五湖に1泊旅行に来たことがあった。思えば結婚して半年余りの頃である。宿泊は西湖のホテルであったが、その前に精進湖を訪れた。
もう少し夕方の時間帯であった。富士山は雪で真っ白で、これが夕焼けの紅色で真っ赤に染まっていた。ものすごい美しさであった…。
ところが、何とカメラを持ってきていなかったのである。当時使用していたのはニコンF4S…。その年にF5が発売になっていたが、フラッグシップ機である。
ショックで精進湖に入水するところであった…。

精進湖

湖畔でウェディングドレスを着た中国人の女性を、カメラマンがEOSで撮影していた。風が強いので絵的にはドレスがたなびいて美しいが、本人は相当寒いはずだ。
でも富士山をバックに撮影したいという、相当強い欲求があるらしい。万里の長城でウエディングドレスを着て撮影したい日本人はあまりいないだろう。外国人にもそこまで思わせる富士山は、それだけ魅力的ということなのか…。

この時期は日が暮れるのが早いので、早々に帰宅の途に就く…。こうしてプリ活と観光写真撮影に明け暮れたフリーバカンスの1日は終わったのであった…。

カメラ / レンズ:ライカM11-P / ELMARIT-M 28mm F2.8 4th, SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH., Google Pixel 4a

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