ライカM6とアカサカカメラと浅草
6月5日から8月23日まで80日間入院していた。この間、当然自宅のカメラは置きっぱなしであった。先週何気なく各カメラの動作状況の確認を行ったところ、ライカM6のメーターが動作しなくなっていた。電池がなくなったのかと思い、購入しておいた未開封の電池に入れ替えても駄目であった。電池蓋の接点や裏蓋の接点を清掃したがダメであった。
このライカM6は、2008年4月の終わりにアカサカカメラが赤坂にあった頃、購入した。2016年の5月にメーターが動作しなくなり、入谷に移転したアカサカカメラに入院した。
この時はカメラを分解し、回路を清掃しただけで直ったので、費用もそれほどかからず復活したのだった。今回も回路の清掃だけで復活すればよいのだが、と思いつつ、9月13日、久しぶりにアカサカカメラを訪問した。
吉祥寺で所用を済ませ入谷に向かった。退院してからちょうど3週間経つが、入院していた病院のある三鷹市、武蔵野市から出てはいなかったので(先週行った千歳烏山、小金井公園は除く)、久しぶりの遠出?だ。開店時間である11:00ちょうどにアカサカカメラに到着した。5年前に同様にメーター不調で直していたことをお話しすると、何とこれまでお願いしていた電気系の修理屋さんが今年、亡くなったので、修理が難しいという。しかも亡くなった修理屋さんは50代だという。本当にダメだったら、関東カメラとかに持って行ってもらうしかないなぁ、と言われる…。
接点を再度清掃してもらい、新品の電池を入れ直すと何とメータは動作した。自分が入れ替えた未開封の電池はすでに放電してなくなっていたらしい。マクセルの電池はよくないそうだ。そう言えば入れ替えた電池はマクセルだった気がする。「よかった!、壊れてなかった」。てっきりダメだと思っていたので、とてもうれしい気分であった。
アカサカカメラでは、昨今の中古カメラ市場の話を少しだけした。高額な買い物をするのは中国人を中心とした外国人ばかりなこと、オールドレンズブームで、ライカを中心としてレンズの価格が高騰していることなどをお話しした。20年以上前だが、アカサカカメラで眼鏡付きズマロン35mmF2.8を7万円台で買ったが、今日売っていた同じレンズについていた価格は19万円台であった。旧FD55mmF1.2が3万円台であったが、非球面になると50万円するという。数年前は7-8万円だったと思うのだが…。50mmF1.2というスペックのレンズはいずれ欲しいのだが、人気のあるレンズはとても買えそうもない状況になっている。今月の中古市は病み上がりなのとワクチン接種を1回しかしていないことから行かなかったが、2月の銀座松屋での中古市は行きたいと思う…。
先代の社長の話にもなった。今年で七回忌だという。亡くなったのはもっと最近のような気がしていた。自分の両親が赤坂で日本料理店をやっていた頃、先代の社長はよくランチに来てくれていた(店は2019年7月で閉店)。その縁で、ライカボディやレンズを購入することになった。
M6に問題がなかったので、気分がいい。浅草をブラついて帰ることにする。
浅草寺の裏から入る。
カメラはEOS R, レンズはNew FD 35mm F2
仲見世もガラガラ…。
浴衣を着た女の子が結構歩いている。浴衣のレンタルサービスをやっている店を見かけたので、利用しているのだろう。夏の終わりという感じでいいが、カメラは向けられない…。
今日は暑かったので、稲庭うどんをサクッと食べて昼食を済ませる…。
あとはせっかく浅草まで来たので、プリンを食べることにした。
プリンを食べた後、定番の景色を撮る。
人が誰もいない…。緊急事態宣言下の月曜日だからか…。ここには何度か来ているが、誰もいないのは初めてだった。
帰路につく。
浅草地下商店街は、日本最古の地下街らしい…。ディープな雰囲気だが、店舗が全く営業していない。やはり休業中なのだろうか…。
帰宅して、再度新しい電池でM6をチェック。
メーターは快調…。ガシガシ使わなければ…。
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