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ケンメリとHELIAR Classic
2024年9月21日(土)、この日は例年通り松屋銀座店で秋の中古カメラ市。後輩afクンとNISSAN CROSSINGで待ち合わせをした。
少し早めに到着したので、2階に展示されているスカイライン ハードトップ2000GTを撮影した。
「ケンメリ」の愛称で知られている4代目のスカイラインである。1972年発売であるから、自分は5歳…、今の70代の方々が当時若者であったときに夢中になった車なのであろう。
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アメ車的デザインを感じる…。
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スカイラインと言えば、丸いテールライト。
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ブルーの塗装が途轍もなく美しい…。
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コクピット…。安全装置の類はない…。
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ブライトブルーメタリックというカラーらしい。給油口もまたカッコいい…。
松屋銀座店の中古カメラ市では、M型ライカの価格が高値安定であると感じた。20代と思われる若者が、ライカM3を購入していた。自分が26年前にライカM3を購入した時は31歳になる少し前だったが、その時のことを少し思い出した。その時もafクンは一緒であった。
夜は18:00からスペインバルを予約していたが、時間が少しあったので、東京国際フォーラムに付随するYaKunKayaToastというカフェでお茶をすることにした。
というか、いつも銀座で中古カメラ市を見た後、お茶をしようと思っても、ほぼカフェ難民となるのである。休日の銀座のカフェはどこも満席で、行列ができているのである。
YaKunKayaToastも、さんざん歩き回ってようやくテラス席に空席を発見した店なのであった。
一息ついた後、いつも通り持参したカメラの撮影を始めた。自分はSIGMA fpにライカの28mm、50mmしか持参していなかったが(カメラ撮影用にCanon Powershot G5Xを持参)、afクンには最近購入したというVoigtländer HELIAR classic 50mm F1.5 VMを持参するようリクエストしていた。
というのも、noteでフォローしている下記の方々の投稿が気になっていたのである。
短時間ではあるが、少し撮影してみたいではないか…。
残念ながらデジタルMは所有していないので、SIGMA fpに装着してみようという算段である。
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マウンドアダプターがブラックとクロームの配色なので、なかなかマッチしている。
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afクンのライカMPアラカルトに自分のELMARIT-M 28mm F2.8 4thを装着して被写体とした。ボディとレンズの世代は異なってもやはりマッチングはイイ…。Leicaロゴにピントを合わせてF1.5で撮影。青い革ケースがこれまたカッコいい。
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HELIAR classicは、3群6枚というHektorと同じレンズ構成ということで、afクンはわざわざHektor 50mm F2.5まで持参してくれた。
Hektor 50mm F2.5というレンズの描写を自分が初めて知ったのは、1999年4月15日発行の季刊クラシックカメラ③特集●ディープ・ライカ●で、もうお亡くなりになってしまった飯田鉄さんの「レンズの河を渡る」というシリーズの第3回であった。25年も前の話であるが、レンズ自体は1930年代のものだから、90年以上前のレンズということになる。
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同じ被写体をHektorでも撮影。こちらはF2.5。やはり描写はクラシックだ。くすんだ発色になっている。女性のモデルさんで撮り比べをしたら楽しいのだろう。
このレンズは以前借りた記憶があって、ポジフィルムのファイルを確認したところ、2010年の6月に高幡不動でライカM6に装着して紫陽花を撮影していた。使用フィルムはRVP100なので、かなり鮮やかな発色をしていて、1930年代のレンズとは思えない描写に見える。
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左側のA型は1930年製…。今回お借りしたので、近々撮影しようと思っている…。
カメラ / レンズ:SIGMA fp / SUMMARIT-M f2.4/50mm, ELMARIT-M 28mm F2.8 4th, Voigtländer HELIAR classic 50mm F1.5 VM, Hektor 50mm F2.5, Canon Powershot G5X