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レイシスト

レイシストとは?

「レイシスト」とは、「人種差別的な言動をする人」を指す言葉。肌の色や体の形の違いなどを理由に、人を政治的、経済的、社会的に差別することを言います。語源は英語の「racist」で、「race」には「人種」という意味があります。

私はダーリンとお付き合いするまで、この単語を知りませんでした。
日本語の「人種差別」はもちろん知っていましたが、英語で使うことはなかったので、ダーリンが仕事から帰ってきて「私のボスはレイシストだから」というセリフを何度か聞いたときに、はじめてググって知ることになりました。

ダーリンは特に「レイシスト」には厳しく、たまに被害妄想では?と思うこともありますが、たびたび「レイシストは嫌い」と口にするのは、黒人社会ならではの思いがあるのではないかと思います。

レイシストが沢山いる職場

これまで、日本語ができないダーリンは仕事がなかなか見つからず、日本人があまりやらない仕事、きつい仕事、外国人でもいい仕事、日本語ができなくてもいい仕事。
現場と呼ばれる職人さんが沢山いる仕事先が多かったです。

過去3年間の職歴をお話すると、足場を作る現場仕事、解体の仕事、ごみ処理場の仕分け、駐車場や道路工事の仕事などです。
そこには親方と言われるボスがいて「馬鹿やろう!」と怒鳴られたりするので、嫌な思いを沢山してきています。

そのたびに「あの人はレイシストだから」と言います。

レイシストではなく・・・

最近は自分でアフリカに輸出するコンテナーのビジネスをしているので、一緒に働いている人はアフリカ人の経営者です。
「今の仕事場にはレイシストがいないからとてもいい」
と英語で言っています。

でも私が思うに、過去に出会った現場の人たちは「レイシスト」なのではなく単に品のない、口の悪い昔気質の職人おじさんたち。
こういう人は外国人だから差別するのではなく、職場では自分の目下の人にはいつもパワハラしているのだと思います。

今は、パワハラなども気を付けるように指導されているはずなので変わっては来ているとは思いますが、まだまだたくさんいるそんなおじさんたち。
日本人の恥だなって感じます。

ダーリンに「あの人達はレイシストなのではなくて、品のないおじさんたちだよ。日本人にも同じことするからね」と伝えました。

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