「ド田舎育ちのサッカー少年がJリーガーと対等になれた理由」3
6年生になる時に自分の予想と違う事が起きる
私は5年生から10番(一般的にはエースが付ける)だった
当時は俺が1番上手だ!なんて思ってたけど今思えば私より技術的に秀でてる先輩も同学年の友達もいた。
だけど少し足が早くてシュートも積極的に打つ私が1番点を取っていた
だから俺が1番だという勘違いをしていた。
6年生になる時に監督からキャプテンが発表される。1番上手いと勘違いしている私は
「まあ俺だろうなー」なんて
思っていたが、監督から発表された名前はSだった。
Sは私と同じタイミングでサッカーを始めた友達で、技術的に素晴らしい物を持っているけど控えめな性格なので試合で力を発揮出来ていない印象があった。
今思えばそんなSをキャプテンにして一皮剥けさせたかったのかなと思うし
私は同学年や年上でさえ試合中や練習中に違うと思えば噛み付くし
目立ちたいし勝ちたいとギラギラしていたので適任では無かったのだと思う
キャプテンになると勝手に予想してたのでその日は少し落ち込んだ記憶がある
6年生になるとけっこう試合に勝てた、歴代1〜4期生の中で1番試合に勝てたと思うし監督も当時そんな事を言っていた気がする
6年生の人数も多いしギラギラしてる私を筆頭に負けず嫌いが多かった
チームメイトは8割型次男で打たれ強いのも良かったと思う。
練習が無くても毎日のようにグラウンドでサッカーをしていた。
試合に勝てると楽しいし嬉しいからもっとサッカーが好きになった。
ここで書きながら思い出したエピソードを1つ
ある日イベントで松木安太郎さんのサッカー教室があった
一緒に練習や試合をした後松木安太郎さんが話しかけてきた
「君上手だね、いい選手だ!」
と言ってくださったが
そう言われる少し前に私は友達とお喋りしていたら、隣で試合をしていた人が蹴ったボールが顔面に直撃それだけでも痛いのに、当たった反動で壁に頭を打ちつけとても頭が痛く不機嫌だった。
「君上手だね、いい選手だ!」
と松木さんに言われたが不機嫌な私は
何も言わずしばらく松木さんを睨んだ
そんな松木安太郎さんのイベントだった…