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金融畑からのUbie ~スタートアップでのIR・ファイナンスキャリア?~
初めに・自己紹介
皆さま、よいクリスマス・年末をお過ごしですか。
UbieでIR(Investor Relations)・ファイナンスをリードしている西田と言います(社内ではTeruと呼ばれています)。日系メガバンクで5年半強・外資系投資銀行で8年弱を過ごした後、今年の夏からUbieに入りました。
スタートアップには金融バックグラウンドの方がまだまだ少ないと感じています。Ubieに至ってはほぼゼロでした。
この記事を通して、投資銀行などの金融キャリアを歩んでいる若手・中堅の方が、プライベートエクイティファンド(PE)やヘッジファンド(HF)以外の転職の選択肢として「スタートアップ」を考えるきっかけになればいいなと思っています。
*プライベート・エクイティ・ファンド - Wikipedia
*ヘッジファンド - Wikipedia
年末でお忙しいところと思いますが、少しでもご興味を持って頂けましたら幸いです。
このノートが主に想定している読者
投資銀行などの金融キャリアを歩んでいる方
スタートアップにおける金融関連のお仕事に興味がある方
Ubieのカルチャーに興味がある方
この記事は #UbieCorporateアドベントカレンダー の24日目(12/24)にエントリーしています。
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「バンカー」がUbieに入って目指していること
私が、今Ubieで目指していることは以下です。
「健康が空気のように自然になった世界」。まずはミッションである「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を実現していく
1のために自分が出来ることを広げ・遂行し、最も生産性の高い形で、世の中に貢献する
株式投資家、銀行等から事業へのサポートを得る
「バンカー」と書きましたが、上記の中でその要素は他に劣後する③と直接紐づいているのみで、より大切にしているのは①、②です。
バックグラウンドは金融であり、Ubieにおいてもまず求められているのはその経験・スキルですが、そこに固執し過ぎては駄目だと考えています。
金融は手段に過ぎず、目指すべき目標は別にあるはず、と思っていることが背景です。
はい、↑ 偉そうに言いましたが、入社したての私はそこに気づけていませんでした。事業会社に転職をしているのに、どこかでこれまでの延長で「金融の人」としてのキャリアを引き続き歩もうとしていたと思います。
Ubieのすごいところは、金融を十数年やって凝り固まった頭を、2-3カ月でほぐしてくれたところです。
とはいえ、まずは足許取り組んでいるIR・ファイナンスのお仕事からご説明したいと思います。そのあとで、私の固い頭がどうほぐされたか、を書きます。
(スタートアップx金融畑キャリア、のイメージがあれば、直接「Ubieでほぐされた凝り固まった頭。スタートアップの中でも特殊なUbie」のセクションに飛んで頂くのがいいかもしれません)
スタートアップx金融畑キャリア(活躍する要素だらけ!)
金融のキャリアがある方、皆さまのスキルや経験は、スタートアップ企業が皆欲しているもの、と言っていいと思います。
皆さまの経験・スキルは、事業会社、特にスタートアップでは重宝されます。具体例で言えば、
投融資家の振る舞いや特徴が分かる
株式投資家とのやり取りのイメージが湧く
投資家向けプレゼンテーション資料やスクリプトを作成したことがある
お客様のIR活動をお手伝いしたことがある
(規模の大きいスタートアップでは、債券投資家向けも同様)
証券会社・銀行との関係性や、やり取りのイメージが湧く
財務3表の繋がりが分かっている
モデルが読める、さらに作れる
契約書が読める、さらに修正・交渉出来る
資本市場をフォローしている
実際に調達のお手伝いをしたことがある
M&Aをやったことがある
プロジェクトマネジメントをやったことがある
外部関係者との折衝をやったことがある
ロジが得意
人当たりが良い(営業が出来る)
あれ、自分に出来ること多いな?と思った方がほとんどではないでしょうか。
私はUbie入社後、株式投資家・銀行の新規開拓、既存株主・取引金融機関とのやり取り(取締役会、株主総会を含む)、それらに関連する社内連携をメインで業務を行っています。これらで、1人月はあっさり消化されます。
金融の経験・スキルを持って転職した場合、活躍する場はいくらでもあり、スタートアップ企業にとって、あなたはとても貴重な人材になり得ます。
今皆さまは、より経験やスキルのある先輩から厳しい指導を受けながら、社内でより重要な職責に就くこと、またPEやHFへの転職を考えていませんか?もちろんそれも大切な仕事ですし、いい選択だと思います。それでも選択肢の一つとして、スタートアップも是非検討してみてください。
自身の経験・スキルをフルに活かせるフィールドがここにあります。
Ubieでほぐされた凝り固まった頭。スタートアップの中でも特殊なUbie
但し、Ubieでは金融のお仕事、を行うだけでは十分でないです。
スタートアップにも金融畑出身で活躍されている方がいますが、活躍されている方ほど、金融だけをやっている、ということはないかと思っています。
CFOや別の肩書で、金融関連の仕事に加え管理部門全体を見られている方も多いですし、事業開発をしたり、自身が創業したりCEOになられている方もいらっしゃると思います。
Ubieが「金融人材」に求めているものも、決して金融に限定されていません。
なおUbieは、
創業から5年強。事業は急成長を続ける
症状検索エンジンユビーMAU: 700万人
AI問診導入医療機関数: 1,100以上
従業員: 200名以上
累計資金調達: 100億円超
事業の概況はこちらをご覧ください(共同代表阿部のノート)
(この規模の会社で)ホラクラシー型のガバナンスを採用
なお組織毎に階層型組織と使い分けており、コーポレート部門(Ubie Corporate 、UC)や事業開発部門(Ubie Discovery、UD)で採用
ガバナンスへの考え方はこちらをご覧ください(共同代表久保のノート)
この辺で会社紹介資料も
以下は私自身の主な入社理由は以下です。
目指している世界の素晴らしさ(社会的な意義)
事業成長と今後のポテンシャル
上司・部下が存在しない(CxOや部長という役職は社内で存在せず)や、人事評価なし、という組織運営
カジュアル面談や面接を通して話を聞き、掲げている高い目標に対しクリエイティブ、且つ、愚直に取り組み実績を出し続けていることに驚きました。
Ubieがさらに伸びていくことで世の中はより良くなると思い、自身もそこに貢献したいと思いました。
組織運営に関しては、私がこれまで聞いたことも見たこともないガバナンスの仕組みであり、壮大な実験に参加するというような気持ちもありました。そして実際に入社してみると、その有効性に驚きました。
但し、、、
積み上げた経験・スキル、という足枷
おもしろそうな組織運営だなと思って入りましたが、やはりどこかで私は金融の側面から会社に役立てばいい、なので組織運営との関わりとかは少ないかな、と思っていました。Ubieでの仕事も私の働き方も、これまでの仕事と延長線上にあると。
そしてそれは、Ubieが社員に求める期待値を満たしていませんでした。金融の専門知識だけに基づいた会社への関わり方は十分でなく、それ以上に会社・事業にどう貢献していけるかを問われ続けます。
Ubieには、コーポレートバリューを体現し活躍するための行動指針 (Do's and Don'ts) 、があります。
Ubie Corporateの行動指針の1つで全社共通バリュー “Giant Leap” 体現するための「専門性とゼロベースの思考の両立でspecialな価値を提供する」というものがあり、「ゼロベース」で考える、すなわち過去の自分の考え方にも捕らわれない、ということが重要になります。
(なおUbieには会社全体と各組織それぞれで行動指針を設けています)
CFOの枠を飛び出し、会社を強くし、世界に貢献しよう
とはいえ常にゼロベースで考え、過去の自分に捕らわれず変化し続けていくことは一人で行っていくことは困難です。
そこで重要になってくるのは一緒に働いているUbieの社員であり、その仲間との率直なフィードバックのやり取りです。
Ubieにはそれぞれの分野で極めて優秀で実績を残されてきた方が集まっていますが、全員が常に自身の価値や会社への貢献を考え、過去に捕らわれず、自身を変化させ続けています。
そんなメンバーと、仕組みとして定期的なフィードバックを行ったり、お酒を飲みながら、事業や組織、またそこのへの貢献の仕方等を巡り、時には喧嘩と思えるくらいな議論を行っています(でもそれは、びっくりするくらい後味がよいものです)。
皆が高い目標であるヴィジョン・ミッションを共有していること、ヒエラルキー・人事評価のないガバナンスが、その土台になっていると思います。
事業開発やコーポレートという組織において、周りからの評価や社内政治から解放されることで、やるべきことに集中出来ます。無駄なストレスを感じることが一切なくなり、皆で共通の目標に向け一丸となっているのだと思います。
そのような環境下では、自身の殻を破り変化をすることが、比較的容易に出来ます。Ubieに入社して半年も経っていないですが、自分のキャリア・人生にとって極めて重要な時間を過ごしていると感じています。
スタートアップというキャリアを、検討しない手はない?
自分の快適な範囲を飛び出して、新たなことに挑戦することは、最初は勇気がいりますし、心理的な負荷も大きいと思います。
特に金融畑の方は、スタートアップの給与水準や安定性に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
それでも長いキャリアや人生の中で自分がやりたいこと・やるべきことを考えた時に、今思い浮かべているキャリアパスだけがあなたの選択肢なのか、是非考えてみてください。
目の前の報酬やエキサイティングな経験だけでなく、中長期での自身の価値を考えることも重要なポイントの一つだと思います。
その上で、金融のキャリアを続けるべきと考えるのか、もしかすると「スタートアップ」いいかもと思うのか、人それぞれだと思います。
2022年の年の瀬に、今後のキャリア・人生をどう過ごしていくか、思いを巡らせてみませんか?
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弊社の事業や組織運営、また金融からのスタートアップキャリア等々、少しでも興味を持って下さった方、ぜひカジュアル面談で一度お話をさせてください。
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